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大阪のマーケティングリサーチの専門機関、市場調査社のスタッフブログです。
日常生活でスタッフが感じたことや、弊社のサービスの紹介をしていきます。

ニーズの階層化(佐藤)2010年4月26日 月曜日

「キコキコキコキコキコキコ・・・」
3歳になる息子は異様に三輪車をこぐスピードが速い(と思 う)。
こう書くと早くも親バカと思われてしまいますが、近所の奥様方が感じていることも同じようで、

近所の奥様:佐藤さんちの坊 ちゃん、今日も速いね~
佐藤:ええまぁ・・・

息子の三輪車のスピードが速いため、横を歩くのではなく小走りせざるをえなく、
つ いつい近所の方との会話も返事を返すのに精一杯になってしまうほど。。。

一方、三輪車に乗っている息子はものすごくハイテンションでひと り言を言いながら
喜んでいるのに対し、横を小走りする僕は近所を2,3周するだけで疲れてしまい
「そろそろ家に帰ろっか?」と息子に切り 出してしまいます。
もちろん「まだ遊ぶ~」と、すぐさま却下されてしまってますが。。。

そんなある日の休日のこと。
妻と 話をしていると、近所の同年代の子どもたちは、三輪車ではなくすでに補助輪付きの自転車に乗っているとのこと。
「これは負けている!」
と 思った訳ではありませんが、近所の子どもたちが自転車に乗っている中、
一人三輪車で爆走する息子もどうなのかと。。。
妻も同じ意見だった ということもあり、検討期間もほとんどなく、いざ自転車屋に向かいました。
(ちょうど折込チラシで割引クーポンが使えたのも大きな要因です)

地 元でチェーン展開する自転車屋の店内には、所狭しと自転車が置かれていました。
短い検討期間でしたが、僕自身一度下見に行ってたり、妻もネットで 検索していたということもあり、僕と妻の意見は「14型のサイズで息子の好きな青色でリーズナブルなもの」で一致してました。
しかし、息子の意見 も取り入れようと、店頭で聞いてみたところ、
「ボク、トーマスがいい!」
息子の大好きな機関車トーマスの自転車が飾ってあったので、やは りというか。。。
数年間乗ってもらうことを考えるとキャラクターものは避けたかったのですぐに却下。
(ちなみに親目線で僕が薦めたもの は、見た目も乗り心地も息子に却下されまた。。。)

次に息子の目に留まったものは、やはりというか青色の自転車でした。
店員の話 によると、長く乗ることを考えると、今ぴったりのサイズの自転車ではなく、足が届く範囲で少し大きめの16型のものがいいということでした。
なる ほど、そう言われると納得。
しかも、それこそ息子が気に入った青色の自転車でした。
乗り心地も悪くなさそうだし、足もかろうじて着いてい る。
そして一番気になる価格が結構リーズナブル!割引クーポンも使える!
したがって意外とあっさり購入。

自転車の購入を 検討し始めてから、実際に店頭で購入する過程は、結構早いものでした。
そこで、あらためて今回の息子の自転車の購入を通じて、息子と自分や妻 (親)にどんなニーズがあったのかを整理してみました。

1.明言されたニーズ(息子)
トーマスの自転車、青色の自転車

2. 真のニーズ(親)
リーズナブル(高過ぎず安過ぎず)長く乗れる自転車

3.明言されないニーズ(息子)
お尻が痛くなく(痛 そうではなく?)サドルの高さも高過ぎず足が届く

4.喜びのニーズ(親)
クーポンで割引!も、もちろんありますが、店員の情報 「14型がちょうどのサイズだけど、今後を考えると16型でも足が届くものがあり、そちらがお勧めです」という買った後に後悔しないプロ目線での情報提供

5. 隠れたニーズ(親)
「速いね~」「上手に乗れてるね~」「かっこいい自転車に乗ってるね~」など近所の奥様方の意見でしょうか?

自 転車購入後、三輪車の時と同じように息子の脇を歩いて近所を散歩。
慣れない自転車だから、初めのうちはついて行けるだろうと思いきや、走らないと ついていけないスピードでした。
ちなみに近所の奥さんが「速いね~」と言い終わる頃には僕は通り過ぎてしまっているので会話もできません。。。

家 の前は車が出入りすることもあり、散歩には安全と言い切れないので、今では車も通らない安全な道で、なおかつ一直線に長~い道(自宅近くの八尾空港滑走路 脇の側道)が息子のお気に入りコースになっています。
息子にその道を行ったり来たりしてもらうことで僕自身、息子の横を走る必要がなくなったこと もあり、僕のお気に入りコースでもあります。

(佐藤)

だからあなたにおススメめしたい(安部)2010年3月29日 月曜日

気に入ったものは誰かに勧めたくなる。これが昔からの私の性分です。

その性格は今も変わ らず、とても便利に使っている自動お掃除機ルンバも、しゃれた時間を演出してくれるエスプレッソマシーンも、ちょっとした非日常感を演出するシーリング ファンも、隙あらば誰かに勧めてやろうと対象を探しています。特に食べ物関係はその傾向が強く、(些細なものではありますが)例えば気に入ったパンや飲み 物を見つけると、「衝撃的なおいしさだ!」とあっという間に盛り上がり、社内でも「すばらしいものを見つけた!」とアピールする日々です。社内では既に疎 ましがられ、いやもとい!貴重な情報源として重宝されています。ちなみに・・・

・ティラミスパン(ティラミスがスティックパンになった驚 きの一品)
・クッキーマロンパン(固いクッキー生地の歯ごたえが楽しい)
・バナナキュウイジュース(お腹に重たいバナナジュースがキュウ イでさわやかに)

ここ最近、コンビニで盛り上がって皆にオススメした代表的なお気に入り商品達。これらすべての商品が数週間で棚から無 くなってしまったことがどうにも解せません・・・。

そういえば、去年末。桃屋さんから販売されている食べるラー油が人気だということを 聞き、すごく気になって近所のスーパーへ探しに。確かに品薄らしく、在庫が残り5個ほどしかないとのことで、そこは全部大人買いで買い占めました。早速食 べてみると、コレはうまい!そして中に入っているガーリックやフライドオニオンなどをラー油とともに食べる食感も摩訶不思議!それ以後、年末年始、会う人 会う人に「これってすごくおいしいラー油やねん!」ともったいぶってプレゼントしたものでした。

振り返ってみると、どうやらこれらの人 に勧めたくなる商品は、ただおいしいだけではなく、ちょっと変わったものやあまり浸透していないものが多いという傾向があるようです。こんなん知らんや ろ?変わってるやろ?うまいやろ?これが私が人に勧める3要素かと。ん?結局自慢したいということか?というよりも、驚かせたいという気持ちが大きいよう です。なんにせよ、お気に入り商品に出会ったときは「こんなところにいたか、我が友よ!」とばかりに、少なからず幸せを感じるものです。

そんな私の、最近出会ったお気に入り商品がノンアルコールビール。
元来ノンアルコールビールは私の中では「まずいもの」の代表格ともいえる存在で した。もともとビールが好き、というか愛していると言っても過言ではない私ですが、以前、好奇心から飲んでみたノンアルコールビールの印象は非常に悪いも のでした。それはビールからコクを抜いて、水で薄め、麦臭さを足したかのような、とても飲めた代物ではなく。「なんじゃこりゃ?わざわざお金を出して飲む もんちゃうわ!」そう思ったが最後、その存在は商品カテゴリーごと私の頭の中から消滅したのでした。

それから約8年。「最近のノンアル コールビールってよくできてるで」と友人から聞いたときも「こいつ、さては味覚オンチだな」と素直には信用できず、しかし食に対する好奇心ゆえに、やっぱ り気にはなります。どれどれ、ちょっとネットで検索を。すると、なにやら海外のノンアルコールビールがうまいという情報がちらほら目につきます。そういえ ば友人もそんなことを言っていた。もしや。

そこから1ヶ月に渡るノンアルコールビール研究の結果(買って来て飲むだけですが)、ついに 至極の商品にたどり着きました。


・ブローリー プレミアムラガー
・ウエストエンド エキストラライト

これが冒 頭の写真の2本です。いずれもオーストラリア産で、原材料は麦芽とホップ。日本製の多くは副原料として色々なものを加えてビールっぽい味を作り出している そうですが、それと比べてなんとも潔し。そして気になるお味は、普通に飲めなくもないこともない。もちろん、決してビールと真っ向から比べられる代物では ありませんが、少なくとも今までのノンアルコールビールカテゴリーの認識から考えると、十二分に「我が友よ!」と認定できる一品です。しかも1本80円前 後と非常にリーズナブル。おお、我が友よ!おそらく、最初にネガティブなイメージが無ければここまですごいと思わなかったでしょうが、そのギャップが感動 に繋がりました。この感動、誰かと分かち合いたい!

人に推奨するということは、そのブランドのかなりの信奉者ということになる のでしょうが、私を信奉者にするために欠かせない要素は「ちょっと驚きを感じられること」に尽きそうです。別に画期的な技術や革新的なアイディアでなくて も、ちょっとの驚きは感じられます。コモディティと言われるカテゴリーでも、ちょっと意外で、ちょっと珍しく、ちょっと自慢できる、そんな商品は案外たく さんあるものです。個人的にはそんな商品とのたくさんの出会いがありますように。そして、リサーチャーとしては人が勧めたくなるような、ちょっとした驚き を感じられる商品のキーワードをたくさん発見できますように。そんなことを思いながら、今日もノンアルコールビールを勧める相手を探しています。

(安部)

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