大阪のマーケティングリサーチの専門機関、市場調査社のスタッフブログです。
日常生活でスタッフが感じたことや、弊社のサービスの紹介をしていきます。
唐突ですが、うちの息子は、「ギネスレコード・ホルダー」です。
出典:https://www.guinnessworldrecords.jp/
うちの息子がギネス記録に挑戦することとなった経緯については、「とある夏の思い出【前編】」をご覧いただければ幸いです。
今回の、「とある夏の思い出【中編】」では、今後、ギネス記録に挑戦される皆さんの参考になればと思い、ギネス記録挑戦までの苦労話をお伝えしたいと思います。
ギネス記録を目指す方がいらっしゃるのかは知りませんが・・・。
「世界記録への挑戦」
おやじの会の実行委員会で夏の校内キャンプのコンセプトが承認された時点で、「世界記録目指すぞ!」のはずが、その時点ですでに、なんだか「世界記録獲ったぞ~!」といった高揚した錯覚だけが先行していました。
参考書買っただけで勉強できた気になる、カラ出張ならぬカラ勉強に近い感覚ですかね。
しかし、本格的に準備に取り掛かってからすぐに、「始めなきゃよかった」と後悔し始めました。
記録挑戦までに乗り越えなければならないハードルは数え上げればきりがなかったからです。
ここからは、ギネス記録樹立に向けての苦労の軌跡です。
【ハードル①:憎っくき英語】
ギネスワールドレコーズ社は世界各国にありますが、イギリス本社なので社内公用語が英語です。つまり、ギネスワールドレコーズ社とのやり取りは「基本、英語」となります。もちろん、お金を払えば日本法人と日本語でやり取りもできますが、そもそも非公式団体であるおやじの会には「予算」が1円もありません。そんな団体が有償で日本語サービスを受けるなんて贅沢極まりない。
途方に暮れていると、おやじの会のあるお父さんから「うちの奥さん、翻訳業やってるから引き受けるで」(実際は博多弁でしたが、忘れちゃいました。以降、すべて大阪弁で記載)
助かりました。本当に助かりました。
一方で、30人くらい居たおやじの誰一人として、英語が出来ないことにホッとしたことも思い出します。
【ハードル②:小学生でも達成可能な競技探し】
そこから、みんなで日本語の文面を書き、奥さんに翻訳してもらい、先方から届いた英文を日本語に翻訳してもらい、みんなで読み込むというようなキャッチボールを何度も重ねました。
最初のやり取りは、「日本の小学生たちで世界記録に挑戦したいねんけど、なんか良さそうなんある?」と送りました。
「こんなんあるけど、どない?」という先方からの返事に書かれていたものは、どれも難易度が高く、これは無理そうだなと言うものばかり。
「他に良いの無い?」と聞くと、「自分で調べるなり、考えるなりせえや」というつれない返事。
そこから、手分けして過去の記録を探したり、達成できそうな新たな競技を考えたり四苦八苦した末に、東京の小学生がギネス記録を樹立していた過去記事に行き当たりました。
競技は簡単です。
「二人三脚の要領で、どれだけ多くの人が繋がって50メートルを歩ききるか」
出典:二人三脚 – Google 検索
ポイントは、スピードや距離ではなく、「人数」です。
なんと、これなら小学生でもできそうだ!いや、できる!
東京の小学生が樹立した記録は100人未満でしたが、我々のキャンプには100人以上集まる。これしかない!ついに見つけました!
ただ、1つ気掛かりなことがありました。
せっかく、東京の小学生たちが樹立した記録をたやすく抜き去るのは忍びないという親心でした。大人げないと言うか・・・
なので、いったんこの案は棄却として別案を探すことにしました。
しかし、やはり競技探しは難航します。いろいろ新競技を考え出してはギネスワールドレコーズ社に(英語で)問合せしますが、そのたびに「そんなんおもろないからあかんわ」と却下の嵐。
いよいよキャンプの日程から逆算すると、間に合わなくなるというリミットが迫ってきたため、意を決して、ギネス記録を樹立していた東京の小学校(主催はPTAでしたのでPTA会長)に直談判の電話をかけました。
趣旨を説明し、大変申し訳ないけど、あなた達の記録に挑戦していいかと尋ねたところ、最初は「別の競技」をいろいろ提案してこられました。「あー、やっぱり、越えてほしくないんだろうな」と推察できたので、この協議を諦めようと考えていた時に、「他に打ち手がないなら、同じ競技で挑戦してくれてもいいですよ」と救いの手が・・・。
加えて、「ギネス記録は、樹立した時点の世界記録を認定するものであり、誰かに抜かれたら2位に転落するといったものではなく、その時点の1位は不変です。だから遠慮なく頑張ってください」と優しいひと言も。この助け舟に救われて、晴れて「124人125脚で50メートル歩ききる」に挑戦することが確定しました。
【ハードル③:記録の証明】
ギネス記録は、ギネスの公式認定人に立ち会ってもらって証明するか、別の何らかの方法で証明する必要があります。公式認定人と言えば、テレビでよく見る女性、見覚えのある方もいらっしゃると思いますが、あの方、普段東京にいらっしゃるので、福岡で立ち会ってもらうには人件費+交通費がかかります。当然そんな予算はなく。よって、別の方法になります。
ギネスワールドレコーズ社によると、公式認定人を呼ばない場合は、下記の3層を集めることが理想とされています。
①記録と直接関係しない教育者(校長クラス)、②政治家、③マスコミ
理由はいとも簡単で、①②は、社会的地位があるため不正を見過ごさない役割を担います。③は不思議に思う方もいらっしゃるかも知れませんが、そもそもギネス記録は、「ギネスビールの周知・販促ツール」という位置づけがありますので、ギネス記録がマスコミを通じて報道されれば、広告・販促費を一切使わずに「ギネスビール」をアピールする効果が期待できるからです。
まず、①ですが、これは親交のあった隣の小学校のおやじの会の連中に頼んで、隣の小学校の校長に当日立ち会っていただくようにしました。
(こんなに簡単に校長たちを差配してよいものかと心苦しかったりしましたが・・・)
②に関しては、地元選出の衆議院議員、しかも現役大臣と接点があるおやじが居たのでそのルートで打診したところ、快諾頂けました。
ちなみに、霞が関から当日駆け付けてくださった大臣に対し、お礼や世間話をしたんですが、現職の大臣と、しかも普段着で直接話すなんて機会は、人生、最初で最後だと思います。
出典:国会議事堂 – Google 検索
残るは③マスコミ。
こちらは、九州最大手の広告会社に勤務しているおやじがメンバーに居たので、福岡の全テレビ局に声をかけてもらい、実際、ヘリコプター2機含め、全局が当日取材に来てくれました。
また、別のおやじは全国紙の新聞社勤務でしたので、自らカメラマンを買って出て撮影に奮闘してくれました。
出典:報道ヘリ – Google 検索
【ハードル④:124人が横一列に整列して、50メートル歩くスペースがない】
挑戦する競技が決定した時点で、またもやカラ勉強の癖が出て、「記録達成」の気分に浸っていました。
いやいや、いかん、まだ準備は終わっていない。
とりあえず、ギネスワールドレコーズ社に対して、「(英語で)124人125脚で50メートル歩ききるに挑戦しようと思うけど、それでええ?」と聞くと、「ええで、がんばりや!」「ルールや条件は東京の小学生がやった時のと同じでいいから、添付しとくのでよく読んどきや」という返事が届き、いよいよ公式に挑戦が始まることとなりました。
先方から公式に許可が出た時点で、カラ勉強よろしく、・・・
もう、この件は要らないですね。
勝ったも同然と思っていた私たちは、先方から届いたレギュレーションを読みながら、ふとした一文に目が留まりました。
「競技遂行にあたって、安全性を確保できる十分なスペースを確保する事」
そりゃそうよね。当たり前すぎて考えもしなかったけど、言われてみれば確かに。そもそも、我々の競技ってどれくらいの広さが必要なんやろか?
縦は、50メートル歩ききるので、スタートスペースとゴールスペースに少し余裕をみたとして、60メートルくらいあれば十分かなと。
横は、小学生の体格から1人30センチ幅として、肩を抱き合い密着するから、125人×30センチで、おおよそ40メートルくらいあればいけそう。
つまり、60メートル×40メートルの平らな空地があれば問題なさそうです。
小学校の校庭をなめるなよ、体育の時には50メートル走だってやるんだから余裕余裕と思っていたのですが、念のため、実測してみることにしました。
息子たちが通っていた小学校の校庭は、長方形で、縦は100メートルくらいあり、横も45メートルくらいありました。横が、ややギリでしたが、子どもが横一線に並ぶには十分で、縦も100メートルもあるので、50メートル歩ききるには十分でした。
と思っていた矢先、あるお父さんが「鉄棒・・・!」と叫びました。
出典:https://www.city.minamiawaji.hyogo.jp/soshiki/kyouiku/ps-equipment.html
なんと、校庭の一部が鉄棒やうんてい、登り棒などの遊具スペースとなっており、競技にあたっての障害物となっていました。
なんとか、障害物を避けて60メートル×40メートルの平地を確保できないかと、みんなでパズルしたのですが、不可能であることが分かりました。
おいおい、こんなとこでつまづくのか・・・、
そこで、日ごろからおやじの会の活動に賛同いただき、何かと便宜を図って頂いていた校長先生に相談に伺い、「校長、あの鉄棒抜いてもいいですか?」と切り出しました。いつもは、たいがいの無理は聞いてくれていた校長ですが、さすがに、「それは、あかんわ。抜くのは素人でも抜けるかもしれへんけど、元に戻すのは素人では無理なので業者を呼ばないとあかん。その費用出せますか?」「お金はありません」。
暗礁に乗り上げてしまいかけたとき、「隣の中学の方が校庭は広い。中学の校長に頼んでみよか?」という校長先生の神提案に「ぜひ!」とお願いしました。
で、さっそく中学の校長にお伺いしてもらったところ、「校庭の管理者の先生を紹介しますので、その先生がOKなら大丈夫です。ただ、NGだった場合は、私から強くは言えないので」と言う返事でした。
ちなみに、その中学校とは、うちの息子の姉、つまりうちの長女が通う中学でして、運動場管理者として出てこられたのは、なんと長女の部活(女バス)の顧問で、顔なじみの先生でした。
ところで、福岡という県は、政令指定都市を2つ抱える大型県であり、我々が住んでいた福岡市は、京都市や神戸市をしのぐ160万人以上の市民を擁し、まだまだ人口が増え続けている大都市と言っても過言ではないのですが、意外とコネクションネットワークが色濃く残るムラ社会であったりもします。
ですので、娘の顧問が出てきた段階で「勝負あり」でした!
「いつも娘がお世話になっております。今日は息子の方でお願いごとがありまして・・・」と一通り説明したところ、顧問は開口一番、「協力させてください!やりましょう、世界記録!」と快諾してくださり、本番当日に予定されていた体育会系の部活をすべて中止とし、運動場を全面的に空けてくれました。
やっとこさ、会場確保に目星が立ち、ギネス挑戦が現実味を帯びてきた瞬間でした。
いよいよ、ギネスワールドレコーズ社が求めてきたすべてのレギュレーションを満たすめどが付きました。
すべてのハードルを満たした私は、「あとは当日晴れてくれたらいいな♪」と、天気だけを心配するくらいノー天気でした。
最大のハードルが残っているとは思いもせず・・・
実際の挑戦結果は、完結編として近日公開予定ですので、懲りずにお付き合いいただけると幸いです。
<中編終了>
(石倉)
唐突ですが、うちの息子は、「ギネスレコード・ホルダー」です。
例のギネスワールドレコーズ社(≒ギネスビール)が公式に認定した「世界記録保持者」です。
その辺りの話はおいおいさせて頂くとして、それにしても「暑い夏」がやっとこさ終わりましたね。
(と言いつつ、この原稿を執筆している11月4日現在、いまだに半袖で原稿を仕上げている最中ではありますが・・・)
今年の夏は、124年前の統計開始以来、2番目に暑い夏だったと気象庁が発表しました。
気温だけでなく、国内や世界で多発した物騒な事案のせいで暑苦しさが加算された感がありますが、11月に入り朝晩も冷え込みをみせ、いよいよ夏の終わりを実感できるようになってきました。
私が、夏と言って思い出すのは、なんといっても2008年夏です。
世界的にみると、東京・ソウルに続くアジア3回目の大会として、北京オリンピックが注目を浴びていました。
(今年の北京冬季オリンピックではなくて、14年前の夏の大会の方です)
出典:https://free-designer.net/archive/entry55618.html
当時の私は、(前職で)福岡赴任4年目を迎えており、中2の娘と小2の息子が、隣り合わせの中学校・小学校に通っていた頃です。
「おやじの会」
ところで皆さんは「おやじの会」という団体を聞いたことがありますか?
簡単に言うと、PTAのお父さん版です。
いやいやPTAはお母さんだけのものではないだろう、とご指摘を受けそうですが、少なくとも当時(2007年ごろ)は、PTAに入っているお父さんには、めったにお会いできなかった時代です。
いまでこそ、全国的に拡がりをみせている「おやじの会」ですが、当時はまだ存在数そのものが少なく、私も大阪にいた頃は知りませんでした。
それまでの私は、「学校行事」はおろか、子育てすらも奥さんのワンオペに頼りっきりで、好きな仕事に没頭していた頃でした。(絶滅危惧種ですね)
そんな私が「おやじの会」にのめり込んでいくきっかけは、息子の小学校の入学式に参列した時のことです。式典終盤に、「おやじの会」の代表がお話しされるパートがあったのですが、私としては「お父さんが学校行事に参加するなんて奇特な人やなあ」「くじ運悪いんかなあ?」「手短にお願いしますね」くらいにしか思っていませんでした。しかし、その代表が開口一番、「臨席のお父さん! こんなに楽しいPTA活動をお母さんだけに任せていていいんですか?」と発言されたことが衝撃的で、その後の話に引き込まれていきました。
代表いわく、要は、PTAは公式団体なので制約や義務が伴うけど、おやじの会は非公式の任意団体なので縛りがなく、「子どもたちのためになることなら、なんでもOK」という唯一の掟(?)に賛同したお父さんの集まりとのことでした。
その日の夜に、おやじの会の親睦会があるとのお誘いに、いそいそと出かけて行ったのを思い出します。子育てや学校行事に無頓着だった私が、その場でおやじの会への加入を決めていたことに自分が一番驚いていた気がします。それくらい、「なんやら新しい世界が開けそう!」という期待が大きかったと思います。
ところで、息子の小学校のおやじの会は、いろいろな活動をしていたのですが、
中でも「夏の校内キャンプ」の企画・運営が最大の目玉の活動でした。
これは、学校の行事でもPTAの行事でもなく、完全におやじの会の単独開催です。
かいつまんで言うと、学校長の許可のもと、夏休み期間中に「学校敷地内で一泊二日のキャンプをする」という催しです。
土曜の朝に100名超の子ども達が学校に集まり、みんなで参加する大掛かりなゲーム・イベントをしたり、ご飯を炊いてカレーを作って食べたり、夜には校庭で5メートルくらいの櫓を組んでキャンプファイヤーをしたり、校庭にテントを張って泊まったりなど様々なアクティビティを楽しんでもらって、日曜の夕方に解散するという内容です。
私がおやじの会に参加した初年は、「イベント班」の担当リーダーとなり、メンバーのお父さんたちと知恵を絞り、開催したことを思い出します。
そして、2年目には夏の校内キャンプの全体を統括する「実行委員長」に任命されました。
実行委員長は、その年の夏の校内キャンプの総責任者としてプレッシャーもあるのですが、
「全体コンセプト」を決定できる権限も与えられていました。
権限付与と言うと楽しそうに聞こえるかもしれませんが、おやじの会の最大行事のコンセプトメイキングは、それはそれで大きなプレッシャーにもなっていき、コンセプトが固まらないまま、決定期限がひたひたと迫ってきていました。
そんな悶々としていたある日、なにげなくテレビを見ていると、「北京オリンピック、まもなく開幕」といったニュースを目にしました。
大阪に居るとあまり中国を意識しないのですが、福岡に居ると、海外をより身近に感じます。
実際、福岡と言う地は、東京へ行くのと同じかそれ以下で、中国や韓国に行けてしまいます。
中国からの黄砂は日々飛んできますし、風向きさえ整えば、韓国のキムチのにおいも届きそうな勢いです。
そのニュースを目にしたとき、「そうか、まもなくお隣北京で世界記録が量産されるんだな」と思い、「そうだ、お隣で世界記録が量産されるんなら、その前に私たちで世界記録を出しちゃおう!」というなんとも安直な発想で、夏の校内キャンプのコンセプトを、【百道から世界記録を!】に決めました。
※百道(ももち)というのは、私たちが住んでいた街です。paypayドームに隣接する福岡のベイエリアで、長谷川町子さんがサザエさんの着想を得た地として(一部で)有名です。
出典:https://showcase.city.fukuoka.lg.jp/photo/img0647.html
「そもそも世界記録とは?」
世界記録にチャレンジしようと思ったのは、当時、「笑っていいとも」と言う昼帯の長寿番組があり、その番組内で「ギネス記録に挑戦」するコーナーがあったこともあり、それが比較的ハードルが低そうに見えたので、我々でもなんとかなるだろうくらいに軽く考えていたからです。
※余談ですが、「笑っていいとも」という番組自身も「生放送単独司会世界最長記録」というギネス記録を樹立していました。
さっそく、「ギネス記録」で検索してみたところ、「ギネスワールドレコーズ社」というギネスビールの関連会社が認定していることが分かり、概要などを調べていきました。
出典:https://www.guinnessworldrecords.jp/
おおざっぱに、認定までの道筋としては、
①ギネスワールドレコーズ社に対し、挑戦する申請を上げる
②同社より、細かいレギュレーションやルールが提示される
③それらの条件を満たせば、挑戦権を獲得できる
④実際に挑戦する
⑤挑戦に成功したことを何らかの方法で証明し、認定を受ければ、晴れて世界記録樹立として、認定証が授与される。
ってな、流れです。
ほうほう、なんだ、特別な資格とか専門性がなくても、要はギネスワールドレコーズ社が言う通りにやれば素人でもできるのねと気付きました。
ちなみに、ギネス記録って条件が厳しく指定されているのですが、中でも肝心なものは、
①計量化・数値化できるもの
(●●回達成とか、●●mクリアなど。美味しいとか、かわいいなどの主観指標はNG)
②他の人が、超えることが出来るもの
(世界中のだれもが挑戦できるものでなければなりません。アラブの石油王の保有埋蔵量など一般人に太刀打ちできない記録はNG)
③人命に影響しないもの
(出産人数など、過度に挑戦すると母体に悪影響を及ぼすなど、人体に危険があるものはNG)
の3つです。
言い換えると、だれでも挑戦出来て、人命に悪影響を及ぼさず、計量化できるものであれば、なんでもいいことになります。
お、ますます行けそうだぞ!と、その気になり、夏の校内キャンプ実行委員会の場で今年のコンセプト案を発表しました。
「小学生の子ども1人1人では世界記録樹立は難しいかもしれないが、子どもたちが力を合わせれば世界記録も夢ではない。みんなで協力して、百道から世界記録を!」
異論は一切出ず、そのまますんなり認められ、正式に世界記録を目指すことになりました。
今にして振り返ると、世界記録を目指すことがいかに大変であるかを、私を含めだれも知らなかったからでした・・・。
実際の世界記録への挑戦の歩みは、続編として、近日公開予定ですので、懲りずにお付き合いいただけると幸いです。
<前編終了>
(石倉)