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大阪のマーケティングリサーチの専門機関、市場調査社のスタッフブログです。
日常生活でスタッフが感じたことや、弊社のサービスの紹介をしていきます。

4月は何か新しいことをはじめるきっかけになる?(大西)2024年4月26日 金曜日

4月になりました。

新年度が始まりましたね。
みなさんの生活や周りの環境にも変化があったのではないでしょうか。

その4月も気が付けばあっという間に過ぎて、じめじめとする季節が近づいています。
私にとっては花粉症と汗が混じる、とても憂鬱な時期が到来です。

ところで、みなさん4月といえば何を思い浮かべられますか?

私がぱっと思い浮かんだのは、桜、入学式、たけのこの3つですが
みなさんも似たようなものを思い浮かべられたのではないでしょうか。

一般的にどのようなものが想起されるのかを知りたかったので
ネットで検索してみました。

※タイトル:“4月といえばランキング!イベントや食べ物・風物詩などを紹介”

 掲載日:2023/3/22 17:19
 マイナビニュース
 調査時期:2023/3/9
 調査対象:マイナビニュース会員
 調査数:男女合計502人(男性:360人、女性:142人)
 調査方法:インターネットログイン式アンケート

1位 桜(サクラ)(37.5%)
2位 入園式・入学式(16.0%)
3位 新年度・新学期(9.0%)
4位 エイプリルフール(7.4%)
5位 新生活(6.9%)
6位 花粉症(5.1%)
7位 入社式(2.1%)
8位 タンポポ(1.6%)
9位 メジャーリーグ開幕(1.4%)
10位 春キャベツ(1.4%)


※本サイトには11位以降も載っていますので、気になる方は以下からご確認ください。

https://news.mynavi.jp/article/20230322-2631095/


1位はやっぱり「桜」でしたね。
お花見は文化と言われるだけのことはあります。

「入学式、宴会、お祭り・屋台」「公園、お寺・神社、お城」など、
イベントや名所の風景を連想させるため人気があるのでしょうね。

私も毎年欠かさず花見に行っていまして、
今年は奈良県の「箸尾の桜並木」に行ってきました。

広陵市に流れる高田川の堤防に、約500mにわたってのトンネルが続く名所です。

▽箸尾の桜並木

奈良のと言えば山間部の吉野のイメージが強いですが
盆地部にもの名所が沢山あるので、ご興味がある方は来年ぜひ足を運んでみてください。

2位以降には「入園式・入社式」「新年度・新学期」「新生活」「入社式」など
“新しい門出・生活の変化”に関するイベントがランクインしています。

自分が当事者でなくても、新入社員の入社、同僚の転勤、子ども・甥や姪の入学式など、周りの人を介して関わることが多いですよね。

弊社でも、4月から中村が仲間に加わりました。
既に色んなシーンで中村節を炸裂されていて、会社の雰囲気も変化しています(笑)
(次回のブログ担当は中村ですので、楽しみにお待ちください)

そのように、“生活に変化が訪れる”イメージのある4月ですが
“生活の変化”と言っても、思い浮かぶ情景や想いはひとぞれぞれだと思います。

私は毎年のように「何か新しいことにチャレンジしたい」という前向きな気持ちというよりは、
「何か生活に変化をもたらさないといけない」という焦燥感に近い感情が沸いていました。

「何か生活に変化をもたらさないといけない」と感じるということは
裏を返せば「今の生活が物足りなくて、新しい自分に出会いたい」と考えていることであり、、

しかし、明確に目指したい方向があるわけでもなく
新しい習慣を身に付けようと決意しては、結局どれも習慣化せずに終わってしまいました。
(読書や資格の勉強、筋トレ、ランニングなど、苦手なことばかりしようとしていたからかもしれませんが。)

ただ、このブログを書いている時に
今年は不思議とその感情が沸いていないことに気づきました。
つまり、今の生活に充実感を感じているのです。

そっか、今の自分って充実感を感じているのか。
最近どんな変化があったのだろう?

と考えていると、主に3つの変化があったことに気づきました。

1つ目は「仕事の充実」

今の会社に入って6年目になりましたが、任せられる範囲も増えて
自信と責任感をより感じられるようになったからだと思います。

これは毎年の積み重ねにより少しずつ変化しているものだと思うので
最近になってから、急に仕事に充実感を感じだした訳ではないですが
少なからず要因の1つになっていると思います。

2つ目は「食の充実」

2年前に奈良に引っ越してから美味しい食べ物に出会う機会が増えて
に関して間違いなくQOLが向上しています。

特に『サルマメ咖喱』というスパイスカレーのお店にハマってしまい
カレーを食べたい時に他のお店が候補に挙がらなくなるほどになっています。

3つ目は「運動の充実」

先ほど、新しい習慣を作れていないと書きましたが、
実は唯一続いている趣味があり、それがテニスです。

4年前から通い始めたテニススクールが実を結び、
今となっては「趣味がテニス」と胸を張って言えるほどになりましたが
通い始めたての頃は、テニスに対する熱量はそこまで大きくありませんでした。

通い始めたきっかけは単純で、20代後半に差し掛かって健康診断の数値が悪くなり始めたからです。

食べることが好きなので、健康を気にせずに体型を維持しながら好きなものを食べ続けるためには、運動をするしかない、と覚悟を決めるしかありませんでした。
(大好物の甘いパフェやケーキを食べ続けたかった。
また、3年連続で尿酸値の数値が10.0mg/dLを超えていたので、痛風になるのが怖くて…)

数ある運動の中からテニスを選んだ理由は、
ランニングや筋トレといった「一人でもくもくとこなす系」の運動に全く魅力を感じないので、
仲間とわいわいできる系のスポーツがよかったことと、複数人で試合を行うスポーツの中でもサッカーや野球のように練習が厳しそうなスポーツは避けたかったので、候補として残った数少ないものの中からテニスを選びました。

そのようなきっかけで始めたテニスが、今や週末の楽しみで待ち遠しいと感じるほどに、
頭の中がテニスだらけです。

特にここ1年間にテニスで得られた充実感は、特別なものがあります。
明らかにテニスを始めて2~3年目とは異なる感情です。
その感情を言語化できたのは、ほんの数日前にテニススクールで出会った方と談笑していた時でした。

その方は、試合形式のレッスンが終わった後に
「負けて悔しい、、でもあの駆け引きが楽しい」
と言われて、

『ああ、そっか、さっきまで “勝ち負けを決める勝負事” をしていたんだ』
と気づきました。

今思い返せば
社会人になってから負けて悔しいと思うほどの勝負事ってほとんどしていないんですよね。

疑似的には推しのプロ野球チームが負けて悔しいと感じることはありましたが、
当事者としては、友人との麻雀やマリオパーティといった遊びぐらいしか思い浮かびません。

ただ、その麻雀もマリオパーティも、負けた時はどうしようもなく悔しいんですよね。

『勝って嬉しい、負けて悔しい』という感情は人間にとって非常に大切な感情で、おそらく、それが今の生活にハリをもたらしてくれていると思います。

もし、新年度になって何か新しいことを始めたいと思っている方がいましたら
“勝負事”をテーマに探してみてもいいかもしれません。

大西

メタバースについて(大西)2023年2月28日 火曜日

みなさんは「メタバース」と聞くと、どのようなことを連想されますか。

 

仮想空間、

Meta(旧Facebook)、

ビジネスシーンでの活用、

VRとの親和性

Z世代がメインターゲットのサービス(私には関係ないもの)…

最近では、「男はつらいよの世界を体験できるメタバースや「渋谷の街並み」を仮想空間上に再現したメタバースが登場しているようです。

メタバースに関するネット記事を見るたびに『なんだか楽しそうなサービスだな~』と思いつつも『よくわからないし、自分とはずいぶん遠いものだな~』と感じていたのですが、「男はつらいよ」の記事を見たときに、一気に親近感がわき、メタバースについて知りたいと思うようになりました。

 

メタバースは抽象度が高い技術ですので、文章だけでは伝えきれないところがありますが、簡単にまとめると、

・現実世界に似たデジタル上の「もうひとつの世界(=仮想世界)」を指す

・多人数が同じ空間にいて、現実世界と同じように時間が流れている(止まることがない)

・その世界では、アバターとして(現実世界と同じように)行動や活動ができる

・現実世界と同様に経済性があり、時間も現実世界と同様に流れている

・仮想世界にあるコンテンツ/サービスは何でも利用できる

・誰でもコンテンツを作成・運営できる

を満たしている空間をメタバースと表現できるようです。

 

メタバース空間では、現実世界と同様に自由で、何をしてもかまいません。
メタバース空間でお店を経営することやカフェで友達と会話すること、あるいは何もしなくてもいい空間です。
つまり現実世界と同じように振舞うことができ、活動目的は自分で探します

従来のゲームは、製作者が達成すべき目標を設定している点で、メタバースと異なります。

例えば、ポケモンはポケモンマスターになるという目標が設定されていて、その目標を目指す範囲の中で自由に行動できるのですが、メタバースの代表格として知られているFortniteは、友達と待ち合わせをして合流して一緒に遊んだり、ゲーム内で配信されるバーチャルライブに参加したりなど、目標に縛られずにユーザーが自由に活動できる空間が用意されています。

他にも、現在提供されているメタバースとしては、冒頭の実在する街並みを再現した体験型のサービスや、Metaが提供するバーチャル会議室「Horizon Workrooms」や東京ゲームショウ2022で用意されたバーチャル会場(展示以外にも、商談ブースや広告ブースがありました)などのビジネスシーンでの活用も期待されています。

ただ、いずれもメタバースの要件の一部を満たすものに過ぎず、まだまだ開発初期の技術と言えます。

完成された(理想の)メタバース空間はもうほとんど現実と区別がつかない世界で、人々は仮想世界の住人として生活の一部をバーチャル空間で営むことになりそうです。

現実世界との大きな違いは、食事などの生理的活動を行えない点と、空を飛んだり瞬間移動するなどの非現実な体験ができる点でしょうか。
まるで映画「マトリックス」の世界みたい!と想像するとかなり恐ろしい技術のように感じますが、生活の一部をバーチャル空間に置き換える技術と捉えると、親近感がわき始めます。

例えばオフィスをバーチャル空間に置き換えるとします。メタバース内では他人の表情や仕草、姿勢も認識できるので、メタバース空間にホワイトカラーの会社のオフィスを設置すると、テレワークの弊害(コミュニケーション不足など)が解消され、ワーケーションが当たり前の世界が訪れます。

例えば旅行。冒頭の「バーチャル渋谷」のような、実際の街並みが再現された世界を体験することができ、実際にある店舗で買い物まで楽しむことができます(メタバース内に実際に存在する店舗が設置されていて、そこで買った服は現実世界で自宅まで届けられる)。

この2ケースをみても、メタバースは無限に近い可能性を秘めたプラットフォームであることがわかります。

もちろん、これらを実現するためには、人の表情を読み取り再現する技術や街並みを再現する技術の開発や、現実世界と仮想世界をリアルタイムでリンクさせるための天文学的な情報処理能力を有する演算装置の開発が必要となり、到底実現できそうにないものばかりですが、ジョン・フォン・ノイマンが1940年代に想像したタブレット端末が普及している世界が70年近く経ってから実現したように、50年後あるいは100年後には、理想に近いメタバース空間を楽しめる未来が待っているのでしょうか。

 

長々と妄想をしてしまいましたが、未来に目を向けて時代の流れを想像することはとても楽しいですね(LIFT SHIFTを読み返したいと思います)。

 

※メタバースについて詳しく知りたい方は以下のページをご覧ください。
(メタバースには、統一された定義はないようです。)

参考①: 「The Metaverse: What It Is, Where to Find it, Who Will Build It, and Fortnite,2020.」 Matthew Ball

https://www.matthewball.vc/all/themetaverse
(メタバースの7つの要件について:後にメタバースを定義する指針となっているようです)

 

参考②: monoAI technology株式会社.「メタバース相談室」

https://xrcloud.jp/blog/articles/business/1811/

 

※VR、ARはメタバースの再現性を高めるための手段の1つであり、メタバースと同義ではありません。詳しくは以下をご参照ください。

参考③:TOPPAN SOLUTION.「メタバースとVRの違いとは?」

https://www.toppan.co.jp/solution/column/13colum_2022.html

 

(大西)

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