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大阪のマーケティングリサーチの専門機関、市場調査社のスタッフブログです。
日常生活でスタッフが感じたことや、弊社のサービスの紹介をしていきます。

「ありがとうは魔法のコトバ」(浜本)2025年1月31日 金曜日

突然ですが、みなさん、人間関係、うまくいっていますか?

プライベートの話になりますが、現在、良好な関係にある奥様。
以前は家族なのにギスギスした時期もありました。

ギスギスした状態が好転したのは、
今思い返すと「ありがとう」の一言から始まったのではと思います。

世の男性諸君(特にオジサン)に多いと思われる
「奥さんには感謝してるけど、改めて言葉にすることではない」

「そんなのいちいち言わなくても、感謝してるのは分かってるはず」
という考え

何もプライベートだけの話ではありません。

ビジネスにおいても、相手が年上であろうが年下であろうが、 会社内、会社外も含めて同じようなことがあるのではないでしょうか。

それ間違っているかもしれません!

「感謝」をネットで調べてみると、、、
「感謝」とは、人や自然などから恵みや厚意を受けたことを「ありがたい」と思うこと、および、その気持ちを相手に表明する(礼を言う)ことを意味する表現である。
感謝を伝える表現としては「ありがとう」が代表的といえる。
「お礼を申し上げます」のような言い方も感謝を伝える表現として用いられる。

また、こうも書かれていました。
「感謝」とは、受けた好意をありがたいと感じる気持ちのことです。
わたしたちは、なにげない親切に深く心を動かされることがよくあります。
そのようなときには、親切にしてくれた人に真心から感謝の気持ちを伝えます。
感謝の思いは、何らかの形で示すか、言葉で述べるかしなければ相手には伝わりません。

なるほどね。
さらに調べてみると、、、

かん【感】
   ・深く心が動くこと。感動。
   ・物事に接して生ずる心の動き。感じ。
感という言葉は、「物事に接して深く心が動く」ということ

しゃ【謝】
   ・ わびる。あやまる。【謝罪・陳謝】
   ・ことわる。【謝絶】
   ・礼を言う。【謝礼・感謝】
   ・お礼やおわびを表す金品【月謝・薄謝】
   ・入れかわる。【新陳代謝】
   ・藉の代用字 いたわる。【慰謝料】

謝の漢字の成り立ちは
謝は「言」「射」でできています。
「射」は矢を放つことであり、その結果、弓の緊張が解けることを意味する。
言葉に出すことにより、心の緊張が解けること。
ということは、「感謝」とは、物事に接して、深く心が動いたことに対して、言葉を射る=発するということ。

「感謝」とは
●相手に対して心が動く、ありがたいという気持ちを
●言葉にして伝えることで
●心の緊張が緩み、心に余裕や温かい気持ちが生まれるということ

なるほど、、、
「感謝」という行為を通して「自身のココロを穏やかに保つ」と理解しました。
「感謝する」「感謝される」ことで「いい気分になれる」のは、そのせいか~。
納得です。
だとしたら、自分も他者も気持ちが晴れる「感謝」という行為は、日常的に溢れた行為として、みんなができるといいのになあ~♪と思います。

そんなことをおもいながら、毎日をできるだけ前向きに、楽しく(笑)過ごしたいと思っている今日この頃です。

浜本

リアル空間を共有する価値(山本)2024年12月27日 金曜日

昔、「進ぬ!電波少年」(「進め」ではなく「進ぬ」です)というバラエティ番組のなかで、「人は懸賞生活だけで生きていけるか」という企画がありました。
芸人がワンルームの部屋に文字通り裸一貫で閉じ込められて、室内で懸賞に応募しまくり当選した商品だけで生活する、というもので、食料から衣服、寝具などの生活用品を少しずつ入手していって人間らしい生活を取り戻していく、というドキュメンタリーの要素で人気を博しました。
生活必需品が手に入らずに段々と荒んでいく様子を24時間固定カメラでとらえて、それを面白おかしく編集するという、今のコンプラ過剰時代にはとても放送できない内容だった気がします。

思うに食料や日用品という物理的なモノの欠乏状態が、人間の生活・気持ちの持ちように影響を与えるか、というのが企画のポイントだったのでしょうが、実はもっときつかったのは、人とのリアルなコミュニケーションが強制的にシャットダウンされた事です。
前世紀末の当時では、リアルなコミュニケーションを取って生活をすることが普通だったから、人と会話、コミュニケーションを交わせないことが人をどれだけ荒廃させるのか、ということを赤裸々に「見える化」された例だと、今になって思います。

翻って四半世紀後の現在、数ヶ月間リアルなコミュニケーションを取らずとも、人は普通に生活できます。
前述したバラエティ放送当時には一般的でなかったAmazonを始めとするネット通販、ウーバーイーツで事足りるし、何なら各種サブスクに登録しておけば、注文さえせずに生活必需品が手に届く。
仕事や勉強も人を介さず、ワークチャットやネット講義でスムーズにインプット/アウトプットが可能。
ヴァーチャル空間でゲームや映画、イベントを楽しみ、そこでの会話を楽しむ。
今後、AI・機械がヒトの協業パートナーとして生活に組み込まれていくことで、さらにこの傾向は続くのは自明の理です。

ネット上のデジタル変換された信号のやり取りが、日常のコミュニケーションとして当たり前となると、これまでのコミュニティの概念も大きく変わる事になります。ヴァーチャルな空間こそがメインの活動の場となり、そこで提供される価値がベースとなって行きます。

そんな時代変化・技術変革があるからこそ必要なのは「空間・コミュニティ」における情緒的要素になるのではないでしょうか。

空間・場に意味性を持たせる「プレイス・マーケティング」という概念があります。プレイスというのは物理的な「立地」だけでなく、思考・生産・消費の「活動現場」、場とヒトとの精神的・観念的関係性を含む「場所の感覚」の3つの要素が重なって意味を成す空間のことです。
3つ目の要素「場所の感覚=センス・オブ・プレイス」が肝要で、その場を共有する人がいかにその空間に情緒的な価値を見出すことができるかということになります。
この場合の「場」はリアルな空間に限りません。メタバース領域でもその場にいることの意味性を持たせれば、そこは人々にとって価値を生み出すプレイスとなりえます。例えばリアルな渋谷の街とメタバース上のSHIBUYAを行き来させて、複合的に新たな消費・コミュニケーション価値を生み出す試み、いわゆるデジタルツインの流れも始まっているとのことです。

一方で先祖返りではないですが、バーチャルとリアル空間の境目が限りなく薄れていくからこそ、一周まわって「リアル空間でないと得られない価値」を突き詰めていくことも、今後のプレイス・マーケティングの在り方ではないかと思います。
改めてコミュニティにおけるコミュニケーションの価値とは何なのか、その価値を言い当てて商品・サービスに変換することこそが、AIや機械的な探索だけでは抽出しきれない、ヒト主導のマーケティング・ドライブではないか。
物理的な利便性・アクセス性は際限なく高まろうとも、その先にある精神的な価値がリアルな場と紐づくのであれば、デジタル空間とアナログな活動・思考が互いを排他するのではなく、クロスオーバーしてより価値のある空間消費ステージが生まれる未来が生まれるのではないかと思います。

山本

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