大阪のマーケティングリサーチの専門機関、市場調査社のスタッフブログです。
日常生活でスタッフが感じたことや、弊社のサービスの紹介をしていきます。
みなさん、“ポケモン”やったことありますか?
最近、案件ではなくたまたま任天堂のゲームについて調べる機会があって、子供の頃に何気なく遊んでいたゲームの裏に、凄まじいブランディングがあったのだと知った今日この頃でした。
巻末に、ポケモンとその売れる仕組み(私調べ)についてまとめていますので、興味がある方はご覧ください。
さて、ポケモンの中に、モンスターが経験値を得てレベルアップしていくというシステムがあります。
レベルアップに伴い、ポケモンが進化したり、新しいわざを覚えたりするのですが、それがコレクター精神なのか母性なのか、はたまた達成感・満足感なのかをくすぐって、プレイする側を非常にワクワクさせるのです。
「現実の世界でも、ワクワクしながら経験値を積んでレベルアップできたらなー」と、大人になって常々考えていました。
話は変わるのですが、最近「人生の目的」を定めました。
(あくまで「今のライフステージにおける」という注釈入りです)
これを定めてから良いこと尽くめです。
・意思決定に迷いがなくなる
・達成したいことと、今の状態とのギャップで、今何をすべきかが分かる
・目的に向かうモチベーションがうまれる
・未来に対する希望がうまれる
(少し大げさですが、)などなど…。
さて、その「人生の目的」とは「経験の最大化」であると定めておりまして、
これを目的・行動指針にしてこそ、自分が面白いと思う行動を選択できる、もっと言うと、それによって面白く生きられると考えています。
※ニーチェやアドラーが言っていますが、世界は価値観や思想といった個人の主観で形成されるため、これらを深めたり磨き上げたりすることが、幸福度を上げるために重要であると思っています。
ここでいう“経験(値)”とは、敵を倒して得るものではなく、新しい体験やそこで獲得した価値観のことを指します。
では、行動指針を定めることで実際に私に起きた考え方の変化の具体例を一つご紹介します。
“身の回りの経済の回しかた”に関する考え方の変化
「人生の目的」を設定した後、
「稼いだお金をどのように使うのか、そしてそもそもお金をどのように稼ぐのか」これを(人生の)目的ドリブンで考え直しました。
まず「お金の使いかた」です。
1.未知の経験機会は逃さない
何気ない経験の積み重ねが、価値観を形成していくのだと思うようになりました。
自分は何が好きなのか、どんなことをしていると幸せを感じられるのか、といったことは過去の無数の経験から醸成された価値観だといえるでしょう。
未知の経験は絶好のアハ体験機会であるとともに、何より楽しい。
例えば、初めてスカイダイビングに挑戦するという極端な例を挙げてみましょう。飛び出した瞬間に得られる爽快感と達成感は計り知れません。このような極限状態での経験は、恐怖を克服する力や冷静な判断力を養うきっかけとなる可能性もあります。
例えば、初めてキャンプに行くとしましょう。テントの設営や焚き火の管理など、やったことのないことばかりです。それでも、自然の中で自分と向き合い、普段とは違う体験をすることで、得られる思考機会は非常に貴重です。何気なく参加したキャンプが、実は大きな変化の場となる可能性もあります。
非日常的体験の例ばかりあげてしまいましたが、日常生活の中でも、新しいことについて学習する・新しい考えに触れることのように、少しの決断で大きな経験値が得られる場面は無数に存在します。
※余談ですが、私自身の取り組みとして、新しいことをやりたい時、その実現確率を上げるために、どうすればできるのか(必要費用・最適時期・必要行程)について解像度を上げて、即検討を開始するように努めています。
2.既知の経験をさらに深める投資をする
ただ、新たな経験をしても、ずっと浅瀬でちゃぷちゃぷしているだけでは、価値観の変化に繋がる機会の損失になりかねません。
専門書の精読や専門家の解説の視聴を通して、ある程度深いところまで知ることで分かることもあるでしょう。
限界効用逓減の法則で、面白味がなくなってきたり、マンネリしてきたりした頃に、1に戻ればいいのです。
知識の“幅”と“深さ”が相互に有機的に作用して、新しい発見を生むこともあります。
両方蔑ろにしないのが重要だと考えています。
3. 他者との関わりへ投資する
異なる価値観や文化を持つ人々との対話も、経験値を増やすための絶好の機会です。旅行先で現地の人と会話をしたり、異なるバックグラウンドを持つ友人と深い話をしたりすることで、自分の視野が広がり、新たな視点を得ることができます。こうした経験は、単に知識を増やすだけでなく、他者を理解する力や共感力も高めてくれ、それが対人理解へのさらなる正のスパイラルに繋がります。
もしかしたら、価値観が一変する経験が待っているかもと思うと、投資を躊躇する理由がなくなってくるように感じます。
次に「どのようにお金を稼ぐのか」についてです。
経験の最大化が仕事へもたらす功
本当の理想は、自分の人生を面白くするための上記のような行動によって、仕事のレベルアップも図れることだと考えています。
私の定めた行動指針はマーケティングリサーチという仕事へ活きるのでしょうか。
ビジネスにおいて、マーケティング活動が成功するためには、顧客に対して魅力的な体験を提供し続けることが必要です。
「どの選択が自分にとって最も有益か」という判断基準は人それぞれですが、私自身が経験を最大化するという視点を日々持つことで、より多く人の価値観や選択を理解できる土壌になると考えています。それは“顧客が真に求めていることは何か”を考えるうえでの引き出しになったり、データを読む際の解釈拡張の一助となったりするかもしれません。
面白い人生を過ごすため、私生活と仕事とを一貫させて楽しくできるシステムを構築できたら、なんと素晴らしいか・・・。このシステムが上手く回るよう、引き続き模索し続けていきたいと思います!
まとめ
私にとって経験を最大化することは、単にスキルや知識を増やすだけではありません。それは、豊かな人生を築くためのプロセスであり、私生活・仕事の両方において自己の可能性を広げるための手段です。
人生を目的ドリブンで捉えると、日々の選択や行動に対する見方が変わってくるはずです。リスクやコストを恐れず挑戦し、失敗から学び、他者と深く関わることで、経験値はどんどん増えていきます。そして、その積み重ねが、私自身の人生をより豊かで意味深いものにしてくれると想定しています。
ポケモンでも人生でも、レベルアップにワクワクするのは同じですね。
さあ次のレベルアップを目指して、経験値稼ぎに勤しみます!
おまけ
****ポケモンとは****
ポケットモンスター(ポケモン)は、1996年にゲームボーイ用ソフトとして登場し、瞬く間に世界中で人気を博したメディアフランチャイズです。 ポケモンは総収益約14兆円(※2024年4月2日時点のドル円レートで計算)という驚異的な経済的成功を収めており、その影響力は「ハリー・ポッター」や「スター・ウォーズ」を超えるとも言われています。この成功は、日本国内のみならず国際的にも広がり、多くの文化圏で受け入れられています。
***その売れる仕組み***
「多様なクロスメディア展開」
ポケモンは単なるゲームにとどまらず、アニメ、映画、カードゲーム、グッズなど多岐にわたるメディアミックス戦略で成功を収めています。この多角的な展開により、異なる年齢層や地域のファンを獲得し続けています。
「ノスタルジアマーケティングの活用」
1990年代にポケモンを楽しんだ世代が大人になった今、その世代をターゲットにした再リリースやリメイク作品を展開し、昔のファンを再び引き込む戦略が取られています。例えば、初代ポケモンゲームのリメイク版や、過去の伝説的なポケモンを再登場させるイベントなどがその一環です。このように、子ども時代の思い出と現代の技術を融合させたコンテンツが、懐かしさと新しさを同時に提供し、ファン層を拡大しています。
「ターゲット層の広さ」
子どもから大人まで、さらには男女問わず幅広い層に訴求する戦略を取りました。これにより、親子で楽しめるコンテンツとしての地位を確立し、世代を超えて愛されるブランドとなりました。
「ブランド管理と品質維持」
ブランドの管理を徹底し、高品質な商品やコンテンツのみを提供することで、ブランド価値を維持しています。これにより、消費者からの信頼を得て長期的な人気を保っています。
「国際的な展開と現地適応」
日本国内だけでなく、国際市場でも成功を収めています。現地の文化や市場に合わせた展開を行うことで、多くの国で受け入れられるようになりました。例えば、アメリカではアニメ放映から始めて認知度を高め、その後ゲームやグッズへと展開する戦略が功を奏しました。
「地域ごとのローカライズ戦略」
各国ごとにマーケティング戦略をローカライズし、文化やトレンドに合ったアプローチを行っています。例えば、アメリカ、ヨーロッパ、アジアの市場では、それぞれ異なるプロモーションやグッズ展開を行い、地域特有の消費者ニーズに合わせています。この柔軟なマーケティング戦略により、グローバルな成功を収めていると同時に、各市場での強い支持を得ています。
参照サイト:
https://ipmag.skettt.com/detail/mediamix-pokemon」
https://www.nli-research.co.jp/files/topics/63749_ext_18_0.pdf?site=nli」
https://core.ac.uk/download/236443645.pdf」
https://croud.com/en-us/about/our-locations/atlanta/
千種
はじめまして、新人リサーチャーの千種と申します。
まだ泥臭さと青臭さ溢れる若人ですが、何卒、宜しくお願いいたします。
私にとって記念すべき第一回目のスタッフブログですので、
景気付けにといってはなんですが、かなり根掘り葉掘り(纏まりなく)書いた自己紹介をご用意いたしました。以下お送りします。
■生い立ち
1998年神戸生まれ
大学は九州へ。
いわゆるZ世代というやつで、物心付いた時から、家にノートパソコンがありました。
スマートフォンのある学生時代を過ごし、GAFAの方へ足を向けて眠れない程、大変お世話になりながら成長してきました。
■人間的特性
好奇心旺盛な性格。論理や理屈的なことが好きだが、それよりさらに感動したり人間の想いに触れたりするような、右脳が喜びそうなことを好む。
超前向き。健康志向。「人との出会いが自分を進化させる」という考えを持つ。
■好きなモノ/好きなコト
趣味:よさこい、バスケ(球技全般)、音楽鑑賞、ギター、歌を歌うこと、音楽ライブに行くこと、筋トレ、サウナ、ツーリング、ドライブ、ランニング、登山、読書、アニメ鑑賞、YouTubeで料理動画・ビジネス動画・自然科学解説動画・その他娯楽動画を観ること。任天堂のゲームをたまに(童心を思い出しノスタルジックな気分になれるので)。
嗜好:スパイスカレーが好き。コーヒー、カカオ、タンパク質好き。好きなフルーツはグレープフルーツとイチジク。好きな動物は犬。
会話好き。自然が好きで、一番好きなスポットは阿蘇山。好きな土地は九州と北海道。関西地方の方言好き。
好きな科目は体育と科学系、と少し得意だった英語。
以上
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【ふとした気付き】
…私、こういった風な人間です。
上記自己紹介を読まれまして、
「好奇心旺盛で、トレンドに敏感(ミーハー)な今風のちょっと元気の良さそうな青年…。」
皆様、おおよそこんなイメージを持たれたのではないでしょうか。
ズバリ、その予想大的中しております。
不思議なことに、ある個人の生い立ち、好きなコト/モノ、特性、考え方、などの人格を構成している『具体的な要素』を知れば、その人の雰囲気や印象がぼんやりと見えてくるような気がしますね。
※このような現象を整理できるかもと思い立って他者認識について必要な要素をピラミッド構造にしてみました。
(下層レイヤーを知って上層レイヤーをイメージすることはできそう…。
逆に、上層を知っても下へラダリングすることはできなそう…。
上層と下層で情報量が違うから?具体性が違うから?
本当の事は分からないので、全く未熟なチャートです…。)
そんなこんな思考を巡らせると、自己紹介というものは、ピラミッドの土台の部分を伝えて、上層レイヤーを正しく認識してもらうという側面もあるのかなと思いました。つまり「真の自己」と「自分に対して相手が持つ直観的印象」とのギャップを小さくする為の行程なのかも。ごく当たり前の事のようですが、なんだかちょっとしたポテンシャルを自己紹介に感じたのでした。
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【おわりに】
今回の例に限らず、目に見えていない要素、深層に隠れている本質、を明確にすると、
それまで漠然とした形でしか捉えられていなかった事象が、
「そういうことか!」と驚くほど簡単に腹落ちすることが私の中では往々にしてあります。
なんとなくの認識で捉えている物事について、何故そうなっているのかの理屈が説明できるようになると、自分が取るべき行動が明確化されたり、自分の中で行動ルールを作れたりして、より楽に意思決定できるようになる気がします。
そして、そういったピカっと何かが繋がる瞬間と経験は、今後の自分の人生が豊かになる感覚がして、私に心地よい楽しさを与えてくれます。
毎日を少し楽しくする為に、「知ることは面白い!」を信条に掲げ、気付きで溢れた毎日を過ごしていきたいと考えている昨今です。
(千種)