大阪のマーケティングリサーチの専門機関、市場調査社のスタッフブログです。
日常生活でスタッフが感じたことや、弊社のサービスの紹介をしていきます。
もう15年以上も文通を続けている友人が結婚することになりました。
彼女曰く、「かわいいご祝儀袋がほしい。結婚式は友人も呼ばないので、かわいいご祝儀袋をもらう機会がなくて。お金じゃなくて、手紙とか入れてほしいなー」とのこと。
なんてナイスなアイデア!それ私が思いつきたかったー。やるなー友人。
とはいえ…、ご祝儀袋ってこんなのでは?
と思っていたら、今、ずいぶん種類があるのですね!
全面が花柄や和柄で彩られていたり、型押しされた模様が入っていたり、ディズニーのキャラクターが描いてあったり…華やか!水引もカラフルで結び方が装飾的。水引は一時、おしゃれといわれてアクセサリーになったりしていましたね。ハートの形になっている洋風のものもありました。右肩の熨斗も封筒のデザインにあわせて異なっています。そして、ほとんどのご祝儀袋は、封筒の模様や水引の紐などどこかに金色やラメを使っており、おめでたい感をより一層醸し出しています。L○ftのこの一角だけ、すごくきらびやか(笑)
あ、上の方の段には私のイメージしていたノーマルなデザインのご祝儀袋もありました。
これはこれで、ないと困るシーンも出てきますもんね…。
数は少ないですが、メンズ用のご祝儀袋もあり、紺など配色が落ち着いているものがメンズなのねと手に取ったら、「スーツのポケットに収まります」との記載が。なるほどー
結局、何店かまわって3種類を買いました。やはりお祝いの色だからか赤系が一番多く、青系は少なめです。
店舗によるかもしれませんが、100均でも意外とデザインが充実していました。
ただ、紙が薄手、水引がスライドさせにくい、表書きの紙がないものがあるなど、使い勝手は少し落ちます…。
頻繁に使われることのないご祝儀袋の種類が豊富なのは、祝い方の多様化によるものでしょうか。もっと自分らしく祝いたい、あるいは、○○なあの人がもっと喜ぶようなお祝いをしたい、という気持ちがご祝儀袋のバラエティを増やしているように思います。
相手を思いながら迷い選ぶのは時間もエネルギーもいりますが、楽しいですからね。
結婚式自体も減り、遠方ならお祝いは振り込みで、とご祝儀袋を取り巻く環境は厳しそうですが、このバラエティの豊かさが今後も残るといいなと思いました。
(竹本)
皆さんは「アート」と聞くと、どのようなことを連想されるでしょうか?
芸術作品、
自由に表現をするもの、
一見しただけでは理解できないものもある、
引っ越しセンター・・・?
様々なワードが浮かぶと思いますが、
私にとっては「アート=芸術作品=日々の仕事や暮らしの中では少し縁遠いもの、でもなんとなく憧れるもの」
というイメージです。
おそらく最後に美術館に行ったのは、5年ほど前にブリューゲルのバベルの塔(ボイマンス美術館所蔵)が日本に来たとき。
教科書で見たことのある絵画で、印象に残っていて見に行ったのですが、
想像以上に鮮烈な赤茶色と、絵具が塗り重ねられたことによりできた奥行き、そして圧倒的な存在感。
画像でみるのと間近で本物をみるのとでは、ここまで違うのか…!!!というあの感動は、今でも忘れられません。
しかしそんな機会でもなければ、アートに触れることもなく、
バベルの塔のポスターは今でも部屋に飾っているのですが、それだけです。
そんな中、数年前から「アート思考」という考え方を耳にします。
それは、芸術家が作品を生み出すときにならった思考法で、
論理的思考やデザイン思考とは異なり「自分自身が感じたこと」を起点に考えを進めていくというもの。
仕事でお世話になっている方から「13歳からのアート思考(末永幸歩、ダイヤモンド社)」という本も紹介してもらい、
31歳からアート思考を始めるぞ!と、とても楽しく読んだのですが、
「自分自身が感じたこと」から発想する力、弱っているなぁ。
率直にそう感じました。
「自分自身が感じたこと」が無いわけではないんです。日々いろいろ感じてはいるんです。
でも、その”声”が小さくなっていて、代わりに「論理的に考えたら、こうすべき」「以前の経験から考えたら、こうすべき」という”声”が、
社会人としての年数が長くなるにつれて大きくなってきている。
自分の中に3人くらいいるイメージです(ここにプラス「周囲はどうしているか」というのもあると思います)。
論理や経験から考えること自体はとても重要なことだと思います。
論理的に考えれば、必然性が生まれるので他者の同意を得やすいだろうし、効率的に動くこともできる。
この先もっと経験が増えれば、それは知見となって、きっと誰かの役に立つ日が来る。
でもそこに「自分自身が感じたこと」を起点にしたアイデアが加われば、もっと可能性が広がると思うのです。
もちろん、その為には「自分の感性を磨き続ける」という、別の努力も必要ですが。
まずは、自分の中の小さな”声”に、もっと耳を澄ませてみる。
そこから始めたいと思います。
ところで、この5月から新入社員2名を迎えまして、私自身も初めて新人育成の立場となりました。
2名とも本ブログには、いま興味のあること・大好きなことをたくさん書いていますが、
これこそ、「自分自身が感じたこと」ですよね。
好きなものがたくさんあるほど人生は楽しいですし、リサーチやマーケティングの仕事にも必ず活きると思うので、
今の気持ちをぜひ大切にしてほしいと心から思っています。
先ほどの図が、新入社員・中堅・ベテランの構図となってしまわないように、
対等に意見を言い合えて、クライアントの皆さまへの提供価値を高めることができる、
2名の加入で更にパワーアップした市場調査社となれるよう、私も新人育成の立場から努めてまいりたいと思います。
(上出)