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大阪のマーケティングリサーチの専門機関、市場調査社のスタッフブログです。
日常生活でスタッフが感じたことや、弊社のサービスの紹介をしていきます。

肥やしになる経営本は、へたな小説よりも泣ける(立田)2010年8月23日 月曜日

市場調査社大阪のスタッフブログのコンセプトは「スタッフの普段の生活の中から“生活者視点”を見つめ直す」ですが、今回に限って小休止。代わりに、私が近年読んだ書籍の一部をご紹介させていただきます。

曲りなりにも「経営者」という立場に立って、恐ろしいもので早10年。「10年経ってこの程度か」と自責の日々が続くわけですが、まさに試行錯誤を繰り返している真っ最中といった感じです。

そんな中、近年、何冊かの感銘を受けた経営本に出会いました。
これらの本を読んで発見した法則は・・・

 本当の意味で肥しになる経営本とは、読んでいて“感動する”“泣ける”“身震いする”など心を揺さぶられる本だ!

ということです。経営本以外に、マーケティング本、リサーチ本なども読んでいますが、勉強にはなるものの“感動”“身震い”まではしません。
結果、私の中では「経営とは、顧客や社員との間の感情で成り立っている」という所に行き着きます。

ということで、特に感銘を受けた書籍を何冊かご紹介。
ただし、書評は私の独断と偏見に満ちていることをお許しください。。。

■    経営戦略・経営理念系

基本的には「経営戦略」というジャンルに分類されるのでしょうが、「戦略」というコトバを使うと、何か競争的概念も強く連想してしまいます。
しかし、これらの書籍の本質は、「企業理念」を考えさせられることにあると思います。
“この社会において、自分はどんな会社を作りたいのか?”
“市場調査社大阪がこの世に存在する意味は?”
すべての主語はあくまで「自分」であることを思い知らされます。

マーケティング優良企業の条件 創造的適応への挑戦
嶋口充輝/石井淳蔵他 日本経済新聞出版社
【身震いした一言】
市場志向の経営

ビューティフルカンパニー
嶋口充輝 ソフトバンク クリエイティブ 株式会社
【身震いした一言】
マーケティングの概念は時代と共に変化しているが、マーケティングの究極の姿は「顧客との一体化」を実現する経営である
 
マーケティングを学ぶ
石井淳蔵 ちくま新書
【身震いした一言】
マーケティング:過剰品質時代における企業経営の救世主

日本でいちばん大切にしたい会社
坂本光司 あさ出版
【身震いした一言】
会社は、第一に社員とその家族を幸せにするために存在する

カンブリア宮殿 村上龍×経済人
村上龍 日本経済新聞出版社
【身震いした一言】
本音で楽しまないと、本当の仕事はできない。それは最終的に会社のため、世の中のためになる

■マネジメント系

マネジメントの本質は、「スキル」だけで語れるものではなく、人格や情感といった人間くさい部分にある!
とつくづく感じさせられます。
マネジメントの「枠組み(フレーム)」は後からいくらでも学べるけど、「人格」は一朝一夕には形成できません。これは大変だ!



上司の哲学 部下に信頼される20の要諦
江口克彦 PHP文庫
【身震いした一言】
部下に能力が無いなどというのは単なる逃げであり、結局は自分のことしか考えていない上司。
人間的成長があってこそ理想の上司。最終的に最も大切なのは、温かさ、潔さ、誠実さ、素直さといった人柄である。

なぜ、我々はマネジメントの道を歩むのか 人間の出会いが生み出す「最高のアート」
田坂 広志 PHP
【身震いした一言】
マネジャーとは部下や社員の人生を預かる立場。「人生を預かる」とは「成長に責任を持つ」こと。

自問力のリーダーシップ
鎌田英治 ダイヤモンド社
【身震いした一言】
リーダーの仕事は、目標・ゴールを明確にするだけではだめで、目標達成への“共感”を全員が腑に落ちるまで納得してもらうことが最も重要。

もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら
岩崎 夏海 ダイヤモンド社
【身震いした一言】
マネージャーには根本的な資質が必要である。それは「真摯さ」である。 

(立田)

ニーズの階層化(佐藤)2010年4月26日 月曜日

「キコキコキコキコキコキコ・・・」
3歳になる息子は異様に三輪車をこぐスピードが速い(と思 う)。
こう書くと早くも親バカと思われてしまいますが、近所の奥様方が感じていることも同じようで、

近所の奥様:佐藤さんちの坊 ちゃん、今日も速いね~
佐藤:ええまぁ・・・

息子の三輪車のスピードが速いため、横を歩くのではなく小走りせざるをえなく、
つ いつい近所の方との会話も返事を返すのに精一杯になってしまうほど。。。

一方、三輪車に乗っている息子はものすごくハイテンションでひと り言を言いながら
喜んでいるのに対し、横を小走りする僕は近所を2,3周するだけで疲れてしまい
「そろそろ家に帰ろっか?」と息子に切り 出してしまいます。
もちろん「まだ遊ぶ~」と、すぐさま却下されてしまってますが。。。

そんなある日の休日のこと。
妻と 話をしていると、近所の同年代の子どもたちは、三輪車ではなくすでに補助輪付きの自転車に乗っているとのこと。
「これは負けている!」
と 思った訳ではありませんが、近所の子どもたちが自転車に乗っている中、
一人三輪車で爆走する息子もどうなのかと。。。
妻も同じ意見だった ということもあり、検討期間もほとんどなく、いざ自転車屋に向かいました。
(ちょうど折込チラシで割引クーポンが使えたのも大きな要因です)

地 元でチェーン展開する自転車屋の店内には、所狭しと自転車が置かれていました。
短い検討期間でしたが、僕自身一度下見に行ってたり、妻もネットで 検索していたということもあり、僕と妻の意見は「14型のサイズで息子の好きな青色でリーズナブルなもの」で一致してました。
しかし、息子の意見 も取り入れようと、店頭で聞いてみたところ、
「ボク、トーマスがいい!」
息子の大好きな機関車トーマスの自転車が飾ってあったので、やは りというか。。。
数年間乗ってもらうことを考えるとキャラクターものは避けたかったのですぐに却下。
(ちなみに親目線で僕が薦めたもの は、見た目も乗り心地も息子に却下されまた。。。)

次に息子の目に留まったものは、やはりというか青色の自転車でした。
店員の話 によると、長く乗ることを考えると、今ぴったりのサイズの自転車ではなく、足が届く範囲で少し大きめの16型のものがいいということでした。
なる ほど、そう言われると納得。
しかも、それこそ息子が気に入った青色の自転車でした。
乗り心地も悪くなさそうだし、足もかろうじて着いてい る。
そして一番気になる価格が結構リーズナブル!割引クーポンも使える!
したがって意外とあっさり購入。

自転車の購入を 検討し始めてから、実際に店頭で購入する過程は、結構早いものでした。
そこで、あらためて今回の息子の自転車の購入を通じて、息子と自分や妻 (親)にどんなニーズがあったのかを整理してみました。

1.明言されたニーズ(息子)
トーマスの自転車、青色の自転車

2. 真のニーズ(親)
リーズナブル(高過ぎず安過ぎず)長く乗れる自転車

3.明言されないニーズ(息子)
お尻が痛くなく(痛 そうではなく?)サドルの高さも高過ぎず足が届く

4.喜びのニーズ(親)
クーポンで割引!も、もちろんありますが、店員の情報 「14型がちょうどのサイズだけど、今後を考えると16型でも足が届くものがあり、そちらがお勧めです」という買った後に後悔しないプロ目線での情報提供

5. 隠れたニーズ(親)
「速いね~」「上手に乗れてるね~」「かっこいい自転車に乗ってるね~」など近所の奥様方の意見でしょうか?

自 転車購入後、三輪車の時と同じように息子の脇を歩いて近所を散歩。
慣れない自転車だから、初めのうちはついて行けるだろうと思いきや、走らないと ついていけないスピードでした。
ちなみに近所の奥さんが「速いね~」と言い終わる頃には僕は通り過ぎてしまっているので会話もできません。。。

家 の前は車が出入りすることもあり、散歩には安全と言い切れないので、今では車も通らない安全な道で、なおかつ一直線に長~い道(自宅近くの八尾空港滑走路 脇の側道)が息子のお気に入りコースになっています。
息子にその道を行ったり来たりしてもらうことで僕自身、息子の横を走る必要がなくなったこと もあり、僕のお気に入りコースでもあります。

(佐藤)

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