大阪のマーケティングリサーチの専門機関、市場調査社のスタッフブログです。
日常生活でスタッフが感じたことや、弊社のサービスの紹介をしていきます。
ちょっとしたきっかけから習慣化することがあるものです。
私の場合、それはアイロンがけでした。
6年程前から突然、習慣化したのです。
きっかけは、ハンカチを1枚買ったことでした。
黄色いガーベラの花が1輪、面いっぱいに描かれた、薄手の黄色い縁取りのハンカチ。
1人で行った東京旅行で見つけ、「うわーきれいー、ステキな大人が持ってそうなやつやーほしい」と思ったものの、ハンカチ1枚で3000円。
当時、市場調査社に入ってまだ1年生だった私は東京の価格にびびり、その時は買わなかったものの、ステキな大人のハンカチイメージは私の脳裏に残り続け、そして1年後の東京旅行。結局、私はそのハンカチを家に連れて帰ってきたのでした。
きれいなハンカチー♪ルンルン♪
と上機嫌で使った次の日、土曜の昼。
ベランダに吊るされた洗濯後のハンカチを見ると、細かいシワがあちこちに…
黄色い花はヨレヨレで、押し花のよう。
これは…そのままではとても使えない。ステキな大人感ゼロだ。
「仕方ない。アイロンかけるか」
ちなみに、これまでハンカチは持っていても、アイロンがけはしていませんでした。
それでも、厚手のハンカチやタオルハンカチだったので、あまり気にならなかったのですが、今回買ったものは薄手なので、シワが目立ったのです。
押し入れからアイロンとアイロン台を引っ張り出した時間を入れても、5分程度だったと思います。押し花状態だったハンカチは、ショップで見たときの姿を取り戻しました。
ホッとしつつ、これは使ったら毎回アイロンか…と若干面倒くささを感じながら、ハンカチが入っているケースに戻そうとしてびっくり。
他のハンカチがくたくたに見える…!
まるで劇的ビフォーアフター(悪い方に) その場で、他のハンカチもアイロンをかけました。
それから2週間ほどで、ハンカチ含め私の衣類は前よりもピンシャキになりました。
シャツ、上着、スーツ、衣替えする薄手のパジャマにまでアイロンをかけましたから。
ほんとに今までもこんなだった?ってくらいシワが気になる。
そんなこんなで、休日は洗濯後の衣類やハンカチにアイロンをかける習慣がつきました。
1枚のハンカチからアイロンがけが習慣化するとは、思いもしませんでした。
何がきっかけになるか分からないものですね。
ガーベラのハンカチは今も一番のお気に入りです。
(竹本)
この7月、宣伝をあまりしない映像作品が重なっている。
仕事柄、そんなことしたら広告効果検証調査ができないじゃないか…!?
という目線でつい見てしまう。自分もついに職業病になったかなと思う。
これまでは、作家のサイン本が個人情報のかたまりに見える程度だったのに。
宣伝なしのひとつめの作品は、今さらここに書くまでもないことだが、
7月14日公開の宮崎駿監督『君たちはどう生きるか』。
公式HPはなく、映画のパンフレットもまだ発売されていない(2023年7月末時点)。
グッズ販売も印象的な鳥のイラストのポスターや絵葉書のみでほぼされておらず、映画ランキングサイトでは、予告編動画へのボタンがグレーアウトされている珍しい光景がみられる。
興行収入的には現在のところ成功している様子である。
私も早速観に行ったが、やっぱりジブリは絵の質感というか存在感がすごいなぁと思った。
あと『君たちはどう生きるか』に触発されて『君は誰と生きるか(永松茂久著,フォレスト出版,2022年)』を読んだ。個人的にはいい本だと感じた。
もうひとつは、7月16日スタートのTBS日曜劇場『VIVANT』。
こちらは宣伝用の動画はあったものの、タイトルの読み方もよく分からないくらい(いや、これは純粋に英語の勉強不足なだけかもしれないが)、限られた情報(※)での宣伝であったようだがこちらも好調なようだ。
私も、ミステリーっぽい要素もあって楽しく視聴している。
(※休日にTVerで過去のドラマをみていたら、かなりの頻度でVIVANTの宣伝にあたった。情報は少なかったかもしれないがフリークエンシーは相当高かった…といっていいのか、私がTVerを見すぎなだけなのかは要検証)
とはいえ、2つとも過去の素晴らしい実績と膨大な宣伝があってこその成功と感じるし、今は、宣伝をしないことが逆説的に宣伝になっている感じもあるので、『宣伝無しでいきなりヒット』の裏には、やはり宣伝があるのだろうなと思う。
だから、広告効果検証がなくなることは無い…と言い切れるかは分からないが、PDCAを回す為の大切な役割だと自分では思っているので、そこは自信をもってお客様にはご提案していきたいと思う。
ところで、上記のような『宣伝なし宣伝』が存在するのであれば、『調査なし調査』なるものは存在するのだろうか。
今回はリサーチをしていないけれど、これまで膨大なリサーチを重ねてきたからリサーチしたことになる…?
…どうだろう。なぜならリサーチは、人の心を映すものだから。そのとき、そのときの「生もの」だから。
逆にその「生もの」を追えていない設計になっているのであれば、その調査はあまり意味をなさないのかもしれない。
広告効果検証を定期的にさせていただくこともあるけれど、そこだけは忘れずに、これからも取り組んでいきたい。
(上出)
スタッフ