大阪のマーケティングリサーチの専門機関、市場調査社のスタッフブログです。
日常生活でスタッフが感じたことや、弊社のサービスの紹介をしていきます。
早いもので前回のスタッフブログから2年が経過しました。
前回は50歳という節目の歳でプライベートや仕事について思っていることを書きましたが、
この機会にその後の約3年を振り返ってみたいと思います。
【プライベート】
・20代で購入した家のローンが終わった(2019年)
長かった~でも晴れて自分のモノになったのだ(資産価値は既にないが、、、【笑】)。
頑張った自分を褒めてやりたい。
→(2022年)家のローンを完済したわけですが、現在はキッチンのリフォームに向けて資金を貯めています。
・長男の一人暮らし(2019年)
就職して2年が経ち市内に勤める息子は通勤時間も負荷を考慮して一人暮らしを始めた。
高校卒業後、実家を離れた自分からすると遅い巣立ちではあるが自立の第一歩。
親にできることがあれば最大限、協力してあげたい。
→(2022年)仕事に慣れてきて頑張っているようです。今のところ仕事>彼女(不在)みたいです。
・長女の就職先が決まり、来年には卒業(2019年)
卒業と同時に一人暮らし(二人暮らし)を計画しているらしい。
妻は面識があるようだが、私はまだ会ったこともない。
私への挨拶を計画しているというのを風の噂で聞いたりする。
→(2022年)二人暮らしを始め、今春には結婚する予定です。あれこれ準備に奮闘しています。
・老眼鏡デビュー(2019年)
ついに断念。長年、私に気を遣って資料を大きめのサイズでプリントアウトしてくれてた後輩諸君ありがとう~。もう普通のサイズで大丈夫だから~【笑】。
→(2022年)老眼鏡なしではもう仕事ができない状況になりました。会社用、自宅用に1つ買い足しました。
一方で、視力は以前より向上しました。老眼が進行することで視力が回復することはよくあることみたいです。
【ビジネス】
・会社の役員に(2019年)
以前はなるつもりはなかったが、自分なりに思うことがあり、就かせて頂きました。
担務の方では結果を残せて、まずは一安心。
ただし目標は、その先にあり、残された時間でどこまでやれるか?
→(2022年)主に営業的なことを責務としていますが、おかげ様で順調に推移していると思います。
・会社は代替わりに向けてスタート(2019年)
年号も平成から令和へと変わり、言わば日本国の代表の代替わりを迎えた。
弊社も代替わりの準備に取り掛かっている。
新世代が中心になって会社を営んでいくためのスタートを切った訳だ。
→(2022年)色々なことが起こり、ここでは書ききれません。
■今後、どう過ごすか(2019年)
・変化も楽しめるような過ごし方をしたいと思っています。
・安定は現状維持を意味し成長やチャレンジ、新しいものとの出会いとなると何かしらの変化をしていかないといけない。
また変化を受け入れられる自分でないといけない。
・まだ見ぬものとの多く出会い、今までに感じたことがないような感情(感動や興奮、高揚)を味わう。
・そんな余生を過ごしたいな~(プライベートもビジネスも)と思っています。
→(2022年)まさにとても多くの、しかも大きな変化に直面しました。
どちらかというと「楽しくはない」変化。
2019年のときに思い描こうとしていたのは「0(ゼロ)」を「プラス」に変えていくこと。
現実的は「マイナス」を「0(ゼロ)」にするための時間を多く費やした印象です。
ただ「マイナス」を「0(ゼロ)」にするための行動を起こすことで「0(ゼロ)」を飛び越して
「プラス」に到達できたことも少なくありません。
変化することを誓った2019年でしたが、今までに経験したことがないような
「不」に直面することによって
結果「変化すること」ができたのではないかと思います。
様々な困難がなければ本当に変化することができたのか怪しいものです。
「変化自体」は楽しいモノばかりではないと感じたので、
2022年は変化する(したい、しようとする)自分や他者を応援するコトを楽しんでいきたいと思います。
(浜本)
コロナ禍になり、はや2年がたとうとしています。
問題が出てきた当初は「流行り風邪の一種だろう」位にしか思っていなかった人も
少なくないかと思います。私もその一人でした。
ところが2年たち、
今ではワクチン接種が世界的に進み治療薬の開発も最終段階に差し掛かってはいるものの、
新たな変異株の出現もあり、まだまだ根本的な終息には至ってはいません。
少なくとも、コロナ前の社会にすべてが戻ることはなさそうですね。
世の中的には「コロナ禍で生活が激変した」と喧伝されることが多いのですが、
実は個人的には「言うほど変化はないな」というのが実感です。
元々、通勤が徒歩圏内だったこともあり、
緊急事態宣言のど真ん中以外は、基本オフィスに出勤していたため、
日常の行動範囲に大きな変化がなかったということがあります。
マスク&消毒スタイルによる変化としてよく言われるのが、
「風邪をはじめとする病気にかからなくなった」ということですが、
こちらもそもそも風邪でダウンすることが少ない体質だったので、例年と変わらず、という印象です。
ただし、我々の仕事全般における環境は大きく変化しました。
テレワークが普通となって、
これまで対面でないとできない、完遂しないと思い込んでいたワークや打合せのうち、
体感的にはその半分くらいは、実はリモートで十分できるというのが実感です。
弊社の主力業務である定性インタビューでもオンラインがメインとなりましたが、
こと1to1インタビューに限ると、リアル対面に比べても全くそん色ない成果が得られるということ
が分かってきました。
逆に
・対象者が自宅にいることでのリラックス感醸成が容易
・家族(親子、夫婦)でのインタビューや意見聴取が容易
・インタビュー許諾率が高くなる
・居住地の条件に制限がない
などのオンラインならではのメリットを十分に活用して、リサーチを組み立てられるようになっています。
ただし複数の対象者に話してもらうグループインタビューについては、オンラインのデメリット
はいまだ存在しているというのが個人的な見解です。
・GIならではのメリットである「グループダイナミックス」は過剰に期待できない
・リアルの主婦グループなどでよくみられるような、開始前の待機時間で対象者同士が会話して和む、といった自発的な意見交換はさすがに厳しい。
・実物を触って評価してもらうユーザビリティチェックができない
というネガティブポイントに影響されない範囲で、実施を検討すべきだと考えます。
同じように参加者の現場での発想・スパークが肝となるワークショップについても、
もちろんオンラインでも様々なソフトやツールでスムーズな進行は可能になりつつあるとはいえ、
まだまだリアルで得られる示唆には及ばないのでは、とも思います。
テレワークが一般的になることで、組織運営で課題となるのが
リアルコミュニケーション・教育機会の逓減
ですね。
チャットや掲示板などを用いてその穴を埋めるという取り組みもあるようですが、
やはりリアルでのコミュニケーションに較べると、一回余計な意識上のステップが入ってしまい、
コミュニケーションの機会を逃してしまう、ということがあるのではないでしょうか。
ここ1~2年の新社会人や転職社員の中には、
一度も会社のメンバーに会わずに実務をしているという例もあるとのこと。
個人のスキルや仕事を進めるノウハウの伝達はオンラインでも8割・9割は可能ではあります。
ただ、クライアントとその先の生活者に寄り添うマーケティングリサーチャーを目指すのであれば、
同じ場所・空気感を共有しながら課題を解決していくプロセスの体験こそが、ラスト1割で、
かつ最も重要なピースではないかと感じるこの1年です。
(山本)