この写真は、最近集中的に読んだ、もしくは読んでいる途中の本です。
キーワードは…
イノベーション、アイデア、クリエーション、デザイン、ビジネスモデル
といったところでしょうか。
何故これらの本に興味を持ったのか、これらの本から何を学びたいと思っているのか、この当たりを4回シリーズでご紹介させていただきたいと思います。
今回は、4回それぞれのアウトラインのご紹介、つまり「目次編」です。
あくまで 調査屋の“ひとり言” ですので、皆様のお仕事のお役に立つかどうかは分かりませんが、下記をご覧いただき、もしもご興味が湧くようでしたら、今後の連載をお読みいただければ幸いです!
お忙しい中、恐縮ですが少々お付き合いください。
【第1回】
課題認識①
リサーチという機能がなくなることはないが、リサーチ“業界”は近い将来
なくなるかも!?
マーケティング活動がある限り、リサーチという機能自体がなくなることはないと思う。しかし、リサーチ会社の集団としての“業界”というものは成立しなくなるかも。
マーケティング活動がある限り、リサーチという機能自体がなくなることはないと思う。しかし、リサーチ会社の集団としての“業界”というものは成立しなくなるかも。
一部の装置産業を展開している大手リサーチ会社は頑張りはるだろう。そこが提供する「情報」「機能」をお客さま自身が使いこなされたとすれば、「その他のリサーチ会社」がお客さまに提供すべき価値は、専門会社ならではの仮説の構築力であったり、新たなリサーチ手法or分析手法の提案であったりする。そして、それらの価値も提供できないリサーチ会社は、その存在価値が著しく低下する。
また、「ビックデータ解析」など新しいサービスを提供している/提供しようとしている企業は、従来から消費者調査をやっているリサーチ会社ではなく、システム会社など異業種からの参入である。
いわゆる“守旧派”のリサーチ会社は、自社の存在価値をどこに見出すのか、について思い悩んでいるのではないか。
【第2回】
課題認識②
自社も含めた“守旧派”のリサーチ会社が、お客さまに提供すべき価値とは!?
現在実施しているリサーチの多くを占める「仮説検証型リサーチ」が重要であることは、今もそして今後も変わらないと思う。しかし、本当の意味でこの仮説検証型リサーチを使いこなすためには、検証すべき仮説が明確でなくてはならない。本来、仮説構築とは、非常にクリエイティブな作業である。リサーチ会社は、お客さまとディスカッションしながらその仮説を作り上げることに資源を投下できているのか?
もう一つ、これからの時代にとても大事な視点がある。今お客さまが求められておられるのは、「創造型リサーチ」ではないのか、ということである。つまり、イノベイティブなアイデアを創造するためのリサーチである。
【第3回】
新たな価値提供を目指して①
イノベイティブなアイデア発想が出来るリサーチ会社もあっていんじゃないか!?
STP→4Pのスキームに、リサーチで得られた情報をどう“整理するか(収納するか)”、ではなく、イノベーティブな発想でそのスキームにどう“アイデアを埋め込むか”が問われているように思う。
また、世の中の競争原理は時代と共に変化しており、個別商品・サービスのSTP→4Pだけでは、差別化が難しといわれている。では、どうすればいいのか?
こういった状況において、リサーチを一つのツールとして活用し「解」を見つける。お客さまは、こういった価値を求めておられるのではないか。
【第4回】
新たな価値提供を目指して②
イノベーティブなアイデアを生み出すためには、どうすればいいのか!?
写真の中のいくつかの本から、まずは勇気がもらえる部分を引用してみます。
□イノベーションのDNA 破壊的イノベータの5つのスキル (クレイトン・クリステンセン他)
「よくいわれるのは、創造的に考える力は生まれつきということだ。ジョブズのような人は、創造の遺伝子をもって生まれたのであって、普通の人とは違うと、ほとんどの人が思っている。イノベータは右脳型といわれる。つまり、創造力が遺伝的に備わっているということだ。これに対して普通の人は左脳型で、物事を論理的、直線的にとらえ、創造的に考える力はほとんどないというのだ。そう信じている人のために、これがほぼ間違いだということを示そう。少なくともビジネス・イノベーションの世界では、創造性と常識にとらわれずに考える力を誰でも多少なりとももっている。あなただってそうだ。」
「よくいわれるのは、創造的に考える力は生まれつきということだ。ジョブズのような人は、創造の遺伝子をもって生まれたのであって、普通の人とは違うと、ほとんどの人が思っている。イノベータは右脳型といわれる。つまり、創造力が遺伝的に備わっているということだ。これに対して普通の人は左脳型で、物事を論理的、直線的にとらえ、創造的に考える力はほとんどないというのだ。そう信じている人のために、これがほぼ間違いだということを示そう。少なくともビジネス・イノベーションの世界では、創造性と常識にとらわれずに考える力を誰でも多少なりとももっている。あなただってそうだ。」
□未来を発明するためにいまできること スタンフォード大学
集中講義Ⅱ (ティナ・シーリグ)
「私は10年以上、クリエイティビティとイノベーションのコースで教えてきた経験から、クリエイティビティは高められると自信をもって断言できます。次の章からは、具体的なツールや手法と、それを生かした実例を詳しく紹介していきます。」
□アイデアのつくり方 (ジェームス・W・ヤング)
「私はこう結論した。つまり、アイデアの作成はフォード車の製造と同じように一定の明確な過程であるということ、アイデアの製造過程も一つの流れ作業であること、その作成に当たって私たちの心理は、習得したり制御したりできる操作技術によってはたらくものであること、そして、なんであれ道具を効果的に使う場合と同じように、この技術を収斂することがこれを有効に使いこなす秘訣である、ということである。」
我々にもやってやれないことはない!という可能性を信じ・・・
イノベーティブなアイデアを生み出すための
◎プロセスとは?
◎発想法とは?
◎その発想法の訓練方法とは?
◎その発想法の訓練方法とは?
◎アイデアを生み出す集団にするための組織マネジメントのあり方とは?
この4点について、考察してみたいと思います。
(第2回へ続く)