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大阪のマーケティングリサーチの専門機関、市場調査社のスタッフブログです。
日常生活でスタッフが感じたことや、弊社のサービスの紹介をしていきます。

立田が、今最も関心を持っていること(立田)2012年8月27日 月曜日

この写真は、最近集中的に読んだ、もしくは読んでいる途中の本です。
キーワードは…
 イノベーション、アイデア、クリエーション、デザイン、ビジネスモデル
といったところでしょうか。

何故これらの本に興味を持ったのか、これらの本から何を学びたいと思っているのか、この当たりを4回シリーズでご紹介させていただきたいと思います。
今回は、4回それぞれのアウトラインのご紹介、つまり「目次編」です。
あくまで 調査屋の“ひとり言” ですので、皆様のお仕事のお役に立つかどうかは分かりませんが、下記をご覧いただき、もしもご興味が湧くようでしたら、今後の連載をお読みいただければ幸いです!
お忙しい中、恐縮ですが少々お付き合いください。
【第1回】
課題認識① 
リサーチという機能がなくなることはないが、リサーチ“業界”は近い将来
なくなるかも!?
マーケティング活動がある限り、リサーチという機能自体がなくなることはないと思う。しかし、リサーチ会社の集団としての“業界”というものは成立しなくなるかも。
一部の装置産業を展開している大手リサーチ会社は頑張りはるだろう。そこが提供する「情報」「機能」をお客さま自身が使いこなされたとすれば、「その他のリサーチ会社」がお客さまに提供すべき価値は、専門会社ならではの仮説の構築力であったり、新たなリサーチ手法or分析手法の提案であったりする。そして、それらの価値も提供できないリサーチ会社は、その存在価値が著しく低下する。
また、「ビックデータ解析」など新しいサービスを提供している/提供しようとしている企業は、従来から消費者調査をやっているリサーチ会社ではなく、システム会社など異業種からの参入である。
いわゆる“守旧派”のリサーチ会社は、自社の存在価値をどこに見出すのか、について思い悩んでいるのではないか。
【第2回】
課題認識② 
自社も含めた“守旧派”のリサーチ会社が、お客さまに提供すべき価値とは!?
現在実施しているリサーチの多くを占める「仮説検証型リサーチ」が重要であることは、今もそして今後も変わらないと思う。しかし、本当の意味でこの仮説検証型リサーチを使いこなすためには、検証すべき仮説が明確でなくてはならない。本来、仮説構築とは、非常にクリエイティブな作業である。リサーチ会社は、お客さまとディスカッションしながらその仮説を作り上げることに資源を投下できているのか?
もう一つ、これからの時代にとても大事な視点がある。今お客さまが求められておられるのは、「創造型リサーチ」ではないのか、ということである。つまり、イノベイティブなアイデアを創造するためのリサーチである。
【第3回】
新たな価値提供を目指して①
イノベイティブなアイデア発想が出来るリサーチ会社もあっていんじゃないか!?
STP→4Pのスキームに、リサーチで得られた情報をどう“整理するか(収納するか)”、ではなく、イノベーティブな発想でそのスキームにどう“アイデアを埋め込むか”が問われているように思う。
また、世の中の競争原理は時代と共に変化しており、個別商品・サービスのSTP→4Pだけでは、差別化が難しといわれている。では、どうすればいいのか?
こういった状況において、リサーチを一つのツールとして活用し「解」を見つける。お客さまは、こういった価値を求めておられるのではないか。
【第4回】
新たな価値提供を目指して②
イノベーティブなアイデアを生み出すためには、どうすればいいのか!?
写真の中のいくつかの本から、まずは勇気がもらえる部分を引用してみます。
□イノベーションのDNA 破壊的イノベータの5つのスキル (クレイトン・クリステンセン他)
 「よくいわれるのは、創造的に考える力は生まれつきということだ。ジョブズのような人は、創造の遺伝子をもって生まれたのであって、普通の人とは違うと、ほとんどの人が思っている。イノベータは右脳型といわれる。つまり、創造力が遺伝的に備わっているということだ。これに対して普通の人は左脳型で、物事を論理的、直線的にとらえ、創造的に考える力はほとんどないというのだ。そう信じている人のために、これがほぼ間違いだということを示そう。少なくともビジネス・イノベーションの世界では、創造性と常識にとらわれずに考える力を誰でも多少なりとももっている。あなただってそうだ。」

□未来を発明するためにいまできること スタンフォード大学
集中講義Ⅱ (ティナ・シーリグ)

 「私は10年以上、クリエイティビティとイノベーションのコースで教えてきた経験から、クリエイティビティは高められると自信をもって断言できます。次の章からは、具体的なツールや手法と、それを生かした実例を詳しく紹介していきます。」 

□アイデアのつくり方 (ジェームス・W・ヤング)
「私はこう結論した。つまり、アイデアの作成はフォード車の製造と同じように一定の明確な過程であるということ、アイデアの製造過程も一つの流れ作業であること、その作成に当たって私たちの心理は、習得したり制御したりできる操作技術によってはたらくものであること、そして、なんであれ道具を効果的に使う場合と同じように、この技術を収斂することがこれを有効に使いこなす秘訣である、ということである。」

我々にもやってやれないことはない!という可能性を信じ・・・
イノベーティブなアイデアを生み出すための
◎プロセスとは?
◎発想法とは?
◎その発想法の訓練方法とは?
◎アイデアを生み出す集団にするための組織マネジメントのあり方とは?
この4点について、考察してみたいと思います。

(第2回へ続く)

“つながり”を実感するコミュニケーション~固定電話からfacebookまで~ (立田)2011年11月28日 月曜日

前回のブログ(20114月)では、震災をきっかけに“つながり消費が増えるのでは!?”みたいなことを書かせてもらいました。家族、友人、仕事仲間など人との“つながり”を確認・実感するための消費活動ですね。
私自身、3.11以降、震災の影響なのか、はたまた年齢のせいなのかは非常に微妙ですが、大学時代の学部の友達と京橋でプチ同窓会をしたり、大学の部活の同窓会に新幹線で広島まで出向き飲むは食べるは泊まるは。。。家族とのプチ遠足気分のお出かけも増え、奥様と二人でケーキを食べにいったりと、“つながり消費額”は確実に増えました。
皆さんはいかがでしょうか?
今回は、“つながり”を実感するコミュニケーションについて感じていることを書かせていただきます。
■固定電話
20・30代の人には信じられないかもしれませんが、私が幼稚園に通うか通わないかの時代(今から四十数年前)、家には電話がありませんでした。近所で1軒だけ持っていて、緊急の連絡が必要なときには、その電話をお借りしていたのをかすかに記憶しています。
小学校に入るころから、固定電話は各家庭に普及していき、ほぼどの家庭にも固定電話がつながっている状態となっていきました。
当時、電話がかかってくると「誰からだろう!誰が電話してきてくれたんだろう!」とワクワクしていたものです。
高校・大学時代には、彼女(現妻)からの電話を待ち焦がれていた経験もしました。
大原麗子さんのサントリーレッドのCM「少し愛して、ながく愛して。」(電話編)、まさしくあの世界ですね。

この時代、固定電話は“つながり”を保つ大切な
コミュニケーションツールだったと思います。
■携帯電話
私が社会人になって10年弱、急速な勢いでみんなが携帯電話を持つようになりました。「いつでも、どこでも、だれとでも」つながることが出来る画期的なコミュニケーションツールの登場です。
携帯電話を買った日、用事もないのにわざわざ散歩に出かけた上で知り合いに電話したのを記憶しています。あの高揚感は今でも忘れられません。
■メール、そしてソーシャルメディアへ
その後、PCでも携帯電話でも「メール」でのコミュニケーションが我々の生活に浸透。そして現在はfacebooktitterといったソーシャルメディアも。
■コミュニケーションのカタチの変化
メールやソーシャルメディアは、自分が発信したいタイミングで発信。
受け手もまた同様に、自分が見たい・見れる時に見て、返信できる・反応したいタイミングで発信。非常に心地よい“非同期のコミュニケーション”ができます。
特にfacebookなどでは、ブログなどと違いかしこまる必要もなく、気軽に発信したいときに発信して、また見る側もいつ見てもいいし、見なくてもいい。「コメント」を書き込んでやや深くつながってもいいし、「いいね!」ボタンで緩くつながってもいい。
誰に強制されることもなく、世界中どこにいても、いつもそばにいるような“緩やかな心のつながり”を保ち続ける。
これがあまりにも浸透すると、心理的には、固定電話や携帯電話が非常に“威圧的なツールである”という方向にポジションがシフトしてしまうように思います。ビジネス上の電話は別にして。
つまり、固定電話や携帯電話の呼び出し音は…
「私はあなたに用事があるから、あなたはすべてのことを中断して、今私がかけているこの電話に出て私と向き合いなさい」という意思表示、と。
最近では、休みの日に携帯電話(スマホ)に電話がかかってくると(大げさに言うと…)、
「えっ、携帯電話(スマホ)に電話がかかってきた! なんでぇ~」
という感覚にまでなってしまっている自分がいます。そもそも“電話”なんですけど。。。
新しいコミュニケーションツールが出てきて、初めて気付くこの感覚。
環境が変われば、生活者の感覚は知らず知らずの間に変わっていくのですね。
これからは、“非同期のコミュニケーション”が、人々の“つながり”を支える時代なのでしょう。
そして、非同期のコミュニケーションツールもまた、「メール」から「ソーシャルメディア」へ幅が増えたように、今後も変化し続けるのでしょうか。

 (立田)

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