大阪のマーケティングリサーチの専門機関、市場調査社のスタッフブログです。
日常生活でスタッフが感じたことや、弊社のサービスの紹介をしていきます。
先日、自宅で部屋の片付けをしていたところ、古いケータイが出てきました。 iPhone4や折り畳み式のケータイ。使っていた当時は気に入って使っていたのに、改めて手に取ると、画面の小ささ、分厚さ、重さなど、至るところに違和感があるもので、それほど年数が経っていないのに、「技術って進歩しているものだ」と感じました。
また、自動車に目を向けると、自動ブレーキや自動車庫入れ、運転全体の自動化の研究が進むなど、技術が進歩していると感じさせられます。
このように技術は進歩していくものですが、近未来にはどのような技術が予測されているのでしょうか?ほんの一例ではありますが、以下に最近私が気になっているものをあげさせていただきます。
◆太陽電池の軽量化
太陽電池というと、屋根の上に設置されている比較的大きくて重いパネル…をイメージする人が多いのではないでしょうか?太陽電池を屋根に設置するには、強度の強い建物である必要がありました。ところが、太陽電池を直接織り込んだ織物(発電する布)が開発されたことで、より軽量化が図られ、自宅の窓やカーテン、衣服でも発電可能になる?と言われております。 今の生活では想像がつかないですね。 例えば、外出時に歩きながら衣服からスマホの充電をする、今まで設置の難しかった場所で発電する…など、当たり前になるのでしょうか。 蓄電技術も進歩することから、より人々のエネルギーに対する関心が高まっていきそうです。
◆3Dプリンターの普及
「プリンター」と聞くと、年賀状や写真を印刷するものをイメージしがちです。 しかし、この3Dプリンターを、例えば建築現場に本体を持ち込むことにより、24時間で住宅を製作することもできるのだとか。安全性や品質面には課題がありそうですが、今後更なる進化があると思います。
また、3Dプリンターを使うことで、将来的には服は買うものからダウンロードして印刷するものになるのでは?とも言われています。自分の体型にフィットしたものやオリジナリティ溢れるデザインの服など、気軽にファッションを楽しむことになっていきそうですね。
◆AI(人工知能)の進化
コンピュータが棋士に勝ったなど、何かと人と比較されることが多いAIですが、いずれは人の知性を超えることを懸念する意見も見られます。例えば、ホーキング博士は「完全な人工知能を開発できたら、それは人類の終焉を意味するかもしれない」と言っています。 一方で、AIは記憶と作業は得意とするが、思考することはできないという意見もあります。AIは、将棋の何万手もの打ち手をデータベース化し、学習によって人(プロの棋士)に勝つことができても、対局中に火災報知器が鳴り響いてもAIは避難せずに次の一手を計算し続けるということです。
AIなど技術の進歩によって、私達の生活にもたらすメリットは計り知れないと思います。自動車、住宅、衣類、医療、インターネット・・・様々なものが大きく変わる可能性を秘めています。
調査業界に目を向けると、実査現場でiPadを使うなどして入力のスピード化を図ったり、アイトラッキングで知覚データを収集してたり、大量のテキストデータをテキストマイニングによって、傾向や特徴を分析するなど、進化していっていますが、得られた調査結果を分析して今後の打ち手を考えるのは、今後もコンピュータではなく、人によるところが大きいのではないでしょうか?
(佐藤)