大阪のマーケティングリサーチの専門機関、市場調査社のスタッフブログです。
日常生活でスタッフが感じたことや、弊社のサービスの紹介をしていきます。
自己紹介
「今回は初めてなので自己紹介を」と仰せつかって机に向かう事、数時間。紹介すべき自己が全く見当たりません。国民的猫型ロボットよろしく「すまーとふぉーん」を取り出し検索するはもちろん「自己紹介 どうする」。すると、出てくる出てくる自己紹介の方法論。ああ、こんなにサイトがあるということは、困っているのは私だけではないんだ、みんな自分をなんと表せば良いのか分からず戸惑っているんだと心の友を得た気分で机に舞い戻る事、また数時間。日は暮れ星が輝き始めても、浮かんでは消える文章たち。遅々として進まぬ我が紹介文に私は苛立ちを覚え始め、憤りをぶつけます。
「君、いつまで白紙でいるつもりだ!明日寝坊したらどうしてくれる、さっさと埋まりたまえ!」
すると私の剣幕に押されたのか、紹介文もついに重い口を開きます。
「…いつまでって、あんたまだ5分と悩んでないじゃないか。何が数時間だ。話を盛るな」
「光陰矢の如しということわざを知らないのか!矢から見れば5分も数時間も大して変わらんわ!」
「無茶苦茶だ。この人無茶苦茶だ」
数時間の押し問答の末、紹介文が言い放ちます。
「いつまで白紙でいるつもりかって?…もう一度、あんたの人生が始まるまでさ!」
1月5日、初めての出勤日。私の心は不安でいっぱいでした。
前職の新聞記者。私は激務とストレスに耐えきれず、たったの2ヶ月で辞めました。
地元に逃げ帰ったあと、途端に真っ白になったスケジュール帳を視界の隅に公務員試験を目指して1年勉強しましたが、それも叶いませんでした。情けない自分を嫌というほど見ました。
そして迎えた出勤初日。また、うまくいかなかったらどうしよう。また失敗したらどうしよう。怒られたらどうしよう。逃げてしまったらどうしよう。一生誰にも、認められなかったらどうしよう。こわい、こわい、こわい。そんな気持ちでいっぱいになって、ちょっと泣きました。
入社2ヶ月の今でも、毎日この気持ちは頭をよぎります。でも。
恐くても、踏み出さないと一生このまま。人生、白紙のまま。
というわけで、私は今日も目覚ましをセット。会社に備えて早めに眠り、「今月のアクセス数下がったよ」の幻聴で起床。鳴りはじめた目覚ましは0.2秒で止め、机の上の白紙は埋められる日を待っている……。
はじめまして
1月に入社いたしました、上出と申します。先輩方のご指導のもと勉強させて頂きながら、働ける幸せを噛みしめる日々を送らせていただいております。精一杯精進してまいりますので、何卒よろしくお願いいたします。
(上出)