大阪のマーケティングリサーチの専門機関、市場調査社のスタッフブログです。
日常生活でスタッフが感じたことや、弊社のサービスの紹介をしていきます。
はじめまして。12月1日より市場調査社の一員となりました、リサーチスタッフの大西と申します。入社して2週間余り経ちまして、やっと仕事の全体像がぼんやりと見え始めかけてきた頃であり、もがきながらも日々前進できているように感じます。
さて、初めてブログを掲載していただけることになりまして、新人が一丁前にやる気を見せて仕事に関する内容を書くこともいいかもしれませんが、万一間違ったことを書こうものならば、先輩方から袋叩きに遭うことは必至ですし、そもそも一文すらまともに書ける自信がないので、私がどのような考え方をしているのか、自己紹介も兼ねて心に残った経験を少々書き連ねたいと思います。
以前、私は、主に中高生向けの個人塾の講師のアルバイトをしておりまして、誰かに物を教える立場にあり、当初は「所詮アルバイトだし、小遣い稼ぎができればいい」とか「大学に通っていて忙しいし疲れているし、適当に流そう」と考えていました。
しかし、生徒と接しているうちに、「実は、この子たちの人生に相当な影響を与えられる立場なのかもしれない」と思うようになり、教え方の工夫をすればするほど、生徒は教えたことをスポンジのように吸収するので、その成績だけでなく人としても成長する姿は見ていてとても楽しいものであり、長期間塾のアルバイトを続けるに至りました。
初めの頃は、軽い気持ちで「うまく教えられているんじゃないか?」と自負もしていました。
しかし、教えている期間が長くなり、成績や実力だけでなく性格や趣味など、様々なことを考慮して生徒に接することができるようになるにつれて、「一体、この生徒は何を求めているのだろう?」と考えることが多くなりました。
真剣に成績を上げたい、学校とは違う楽しい空間にいたい、大人とは違うちょっと年上の「先輩」としゃべりたい(たまに勉強して、あわよくば成績も上がればいい)など、需要は様々です。
出典元:https://papimami.jp/5289/
そうすると、
「上手に教えられているのか、成績が上がっているのか」
ということは単なる結果であり、(塾としては本来、至上命題のはずなのですが…)
生徒それぞれの、いろいろな考え方や性格を見つめることが重要であると感じるようになりました。
気軽に質問ができ、会話が自然と膨らむような円滑なコミュニケーション。
(特に、中高生の時期は歳が1つでも異なれば、自分よりもはるかに大人に見えて、委縮してしまう子がいる)
成績を通して生徒を見るのではなく、人間性を通して。
つまり、必要な際には、子ども扱い・生徒扱いするのではなく、友達のように対等な関係で「つるむ」ことが大切なのではないか。
学校の休憩時間に、ちょっとわからないところを友達に聞く…たまにはくだらない話をしながら…この感覚です!
勘違いしがちなのは、自分を子供たちに合わせにいくのではなく、相手を「大人扱いする」ことです。
ある人と親しくなりたかったら、真剣に考えて、真剣にぶつかりにいく。
当然のことのように思いますが、意外とできていないかも…
その結果、信頼されることにつながり、
勉強が嫌いな子は、勉強の内容でも聞いてくれるようになり、
勉強に真剣に取り組んでいる子はますます、真剣に「言葉」を聞いてくれるようになる。
信頼されないと、話は聞いてくれない上に、他のことを考えたり他のことをし出したり寝たり…、時には、まるで魑魅魍魎に化けて、もう手の付けようのない状態に。
「信頼されるためには、本気でぶつかりにいく」
とても大切なことであると思います。
12月から出社ということで、受験生を最後まで見られずに、ある意味裏切った形となってしまいましたが、アルバイトをやめる間際には、生徒がいつも以上に私の話を真剣に聞いたり、生徒に手紙をもらうなど、とても感謝されていることが実感できる経験がありました。
真剣にぶつかった結果、相手も真剣にぶつかってきてくれるようになったのだと思います。
現在は、逆に先輩方に指導して頂いている立場にありますが、以前の反対の立場に立っていた経験を活かして、こちらからも真剣にぶつかっていくことを心がけております。
受け手と送り手が本気でぶつかったときに新たなものが創造される、これは上司と部下との関係だけではなく、友達との関係でもあり、一人ひとりとの関係、クライアント様と弊社の関係、すべてに当てはまることではないのか…
そのような関係を早く築けるように、いち社会人として精進してまいりたいと思います。
(大西)