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大阪のマーケティングリサーチの専門機関、市場調査社のスタッフブログです。
日常生活でスタッフが感じたことや、弊社のサービスの紹介をしていきます。

コロナビフォア/アフター(極個人視点)(山本)2021年12月22日 水曜日

コロナ禍になり、はや2年がたとうとしています。
問題が出てきた当初は「流行り風邪の一種だろう」位にしか思っていなかった人も
少なくないかと思います。私もその一人でした。
ところが2年たち、
今ではワクチン接種が世界的に進み治療薬の開発も最終段階に差し掛かってはいるものの、
新たな変異株の出現もあり、まだまだ根本的な終息には至ってはいません。
少なくとも、コロナ前の社会にすべてが戻ることはなさそうですね。

 

世の中的には「コロナ禍で生活が激変した」と喧伝されることが多いのですが、
実は個人的には「言うほど変化はないな」というのが実感です。
元々、通勤が徒歩圏内だったこともあり、
緊急事態宣言のど真ん中以外は、基本オフィスに出勤していたため、
日常の行動範囲に大きな変化がなかったということがあります。
マスク&消毒スタイルによる変化としてよく言われるのが、
「風邪をはじめとする病気にかからなくなった」ということですが、
こちらもそもそも風邪でダウンすることが少ない体質だったので、例年と変わらず、という印象です。

 

ただし、我々の仕事全般における環境は大きく変化しました。
テレワークが普通となって、
これまで対面でないとできない、完遂しないと思い込んでいたワークや打合せのうち、
体感的にはその半分くらいは、実はリモートで十分できるというのが実感です。

弊社の主力業務である定性インタビューでもオンラインがメインとなりましたが、
こと1to1インタビューに限ると、リアル対面に比べても全くそん色ない成果が得られるということ
が分かってきました。
逆に

・対象者が自宅にいることでのリラックス感醸成が容易
・家族(親子、夫婦)でのインタビューや意見聴取が容易
・インタビュー許諾率が高くなる
・居住地の条件に制限がない

などのオンラインならではのメリットを十分に活用して、リサーチを組み立てられるようになっています。

 

ただし複数の対象者に話してもらうグループインタビューについては、オンラインのデメリット
はいまだ存在しているというのが個人的な見解です。

・GIならではのメリットである「グループダイナミックス」は過剰に期待できない
・リアルの主婦グループなどでよくみられるような、開始前の待機時間で対象者同士が会話して和む、といった自発的な意見交換はさすがに厳しい。
・実物を触って評価してもらうユーザビリティチェックができない

というネガティブポイントに影響されない範囲で、実施を検討すべきだと考えます。

 

同じように参加者の現場での発想・スパークが肝となるワークショップについても、
もちろんオンラインでも様々なソフトやツールでスムーズな進行は可能になりつつあるとはいえ、
まだまだリアルで得られる示唆には及ばないのでは、とも思います。

 

テレワークが一般的になることで、組織運営で課題となるのが
リアルコミュニケーション・教育機会の逓減
ですね。
チャットや掲示板などを用いてその穴を埋めるという取り組みもあるようですが、
やはりリアルでのコミュニケーションに較べると、一回余計な意識上のステップが入ってしまい、
コミュニケーションの機会を逃してしまう、ということがあるのではないでしょうか。
ここ1~2年の新社会人や転職社員の中には、
一度も会社のメンバーに会わずに実務をしているという例もあるとのこと。

 

個人のスキルや仕事を進めるノウハウの伝達はオンラインでも8割・9割は可能ではあります。
ただ、クライアントとその先の生活者に寄り添うマーケティングリサーチャーを目指すのであれば、
同じ場所・空気感を共有しながら課題を解決していくプロセスの体験こそが、ラスト1割で、
かつ最も重要なピースではないかと感じるこの1年です。

 

(山本)

 

新元号の発表に思うこと(山本)2019年4月5日 金曜日

去る4月1日、新元号の発表がありました。私自身は普段から日付を記入する際にも西暦で書くタイプであり、元号が変わっても自分の生活がドラスティックに変わることはないはずなのですが(もちろん日本という国、集合体の精神性には大きな変化であります)、なぜか発表予定の11時半が近づくにつれ、そわそわそしてワクワクとした気分になり。

そして11時半になると、社内のスタッフが全員、TVのある会議室に集まって、発表を見守る“イベント”と化していました。

全員が仕事の手を止めて一堂に会するこの雰囲気、「以前にもあったなあ、いつやったっけ?ああ2002年の日韓ワールドカップの日本戦だ」と思い返すくらい、全員がTVにくぎ付けになって、高揚しながら事の様子を見守るというのはなかなかに稀有な体験ではあります。

翌日、クライアント先での打ち合わせ時に、弊社で元号発表のニュースを一同で見守ったことを話して、「〇〇さんのところではどうでした?」と聞くと、「ああ、ぼくらはそれぞれ自分の机のPCやスマホでストリーミングニュースを見ていました。そもそもオフィスにテレビないし」と。

その会社はベンチャー的な起業で若いスタッフが多い会社なので「さもありなん」ではありますが、今やオフィスにTVがないことも含め、その温度感の差に「昭和」と「平成」との隔世を感じた次第です。

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出展元:https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2019/04/post-11928.php

■平成の30年はデジタル化の30年

平成は30年前にスタートしましたが、同じように30年前に産声を上げたのが「ワールド・ワイド・ウェブ(WWW)」であることを最近知りました。インターネットによる情報受発信の発展は、日本人にとっては平成の歩みと一緒であり、平成生まれはまさにデジタルネイティブそのものなんですね。

すなわち平成の30年間は、世の中のモノ・情報の流通やコミュニケーションが一気にデジタル化へと加速した30年でもあります。

ということはよく言われている「デジタル思考/アナログ思考」という枠組みも、たかだかここ10数年の概念だということになるのでしょうか。もちろんインターネット以前にも、デジタル的概念はありましたが、一般的に浸透しやすくなったのは、この時期の世間全般のデジタル傾斜と被るのだと思われます。

 

■デジタル思考とアナログ思考

デジタル思考とは、ご存知のように「白か黒か」をジャッジする、ベストなものでなければ、それはワーストである、という判断機軸で物事を考えることです。

一方のアナログ思考は、白と黒との間には実は幅広いグレーのゾーンが広がっており、そのグレーゾーンをいかに捉えるかということです。もしかするとベストな選択はできないかもしれない、でも「モアベター」な方向性を探索し続ける意思と行動、と言い換えることもできるかと思います。

と書くと「デジタル思考ではなく、アナログ思考であるべし」とすぐに考えがちですが、まさにその単純な帰結こそが「デジタル思考」なわけで。デジタル思考が求められるシーンというのもあります。例えば災害時のとっさの判断、クレームへの対応など素早い判断・ジャッジが求められる場面では、悠長に思考を巡らせる時間はありません。国や組織のリーダーには、特にデジタル思考力が求められます。アナログ思考でより広く深く、デジタル的な判断で実行できる素養こそが、理想のリーダーなのでしょう。

平成がデジタル的なモノ・コトが一般化したように、令和の時代は、AI・IoTがより社会に浸透する時代と言えます。

そんな社会で我々リサーチャーに求められるものは、というと逆説的になりますが、より高次なアナログ思考ではないかと思います。

AI・IoT により1次的/2次的、質的/量的な有象無象の情報を集めることは容易になります。

またそれらを意味ある形にまとめ上げることも可能でしょう。そのまとめ方をインプットするのは人間の脳(アナログ)であり、まとめ上られた情報の固まりから、どんな可能性が考えられるのかに思いをはせるのも、最終的にはアナログ的思考です。

元号発表を機に、よりデジタル的なモノに囚われがちな次の時代にこそ、アナログ思考を磨いてデジタルとのうまい付き合い方を考えていきたいと再認識させられました。

(山本)

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