大阪のマーケティングリサーチの専門機関、市場調査社のスタッフブログです。
日常生活でスタッフが感じたことや、弊社のサービスの紹介をしていきます。
突然ですが、このお菓子ご存じですか?
チョコレートの駄菓子なのですが、薬の錠剤のような感じで、裏面が薄いアルミになっていて、アルミを破って中からチョコレートを取り出します。
そうすると、チョコレートで隠れていたところに、占いの結果が書いてあるのです。
占いの結果は◎や△で書いてあり、それがどういう意味かは裏面のアルミの箇所にかいてあります。(赤枠箇所)
下の場合だと、「おでかけ」は△で「びみょー…」との結果。
一粒ごとに占える内容が違うので、「じゃあ、隣の『カラオケ』は?」…と、次を食べて結果を見たくなるという、なかなか魅惑的なお菓子なのです。
もちろん1つ1つの商品で結果が違うので、こどもの頃は駄菓子屋に行くと運試しとばかり、ほぼ毎回買っていました。
最近、オンライン飲み会で駄菓子を食べながら飲む企画をしており、久々にこのお菓子を買って友人と飲んでいたときのこと。私がプチプチとチョコを開けては、大人げなく一喜一憂していると、友人が「食べなくても占いの結果は分かる」と言いました。「私:??」「友人:アルミの方を上にして持って、下から覗いたらな‥‥」
なんということでしょう。〇やら×やらが見えるではありませんか!
これまで幾度となく食べてきた占いチョコなのに、なんだかすごく新鮮。
やったことは、チョコレートを少し傾けて見上げただけ。つまり少し見方を変えただけなのに。食べる前に占いの結果が分かる世界を知ってしまった。
興奮した気持ちで飲み会を終えてから、考えてみました。
こどもの頃にこれを知っていたらどうだったか?
…うーん…。
チョコレートの占いは食べてみるまで結果が分からないから、ドキドキ、ワクワクできて
いたのであって、食べる前から結果が分かったら楽しみが減るような気が…。
さっきあれほど感動したくせに(笑)人の心は複雑です。
食べるまで占いの結果が分からない世界も、それはそれでいいところがあったのですよね。
何かを知ることが世界を広げると思いがちですが、知ることで何かを失って、逆に世界が狭まることもあるというか。駄菓子でいろいろと考えさせられた夏でした。
以上
(竹本)
AIやIoTと並んでよく耳にする「VR」。
実際のところ、どのくらいリアルなものなのでしょうか?
ゴーグルの中の景色を実際に見てきました。
やってきたのは、新宿VR ZONE。(後で調べたら大阪にもVR ZONEあるそうです。知らなかった!)
入場ゲートを通ると中は青っぽく薄暗い空間。
音楽やアクティビティ紹介の機械っぽいアナウンス、機械の動作音に交じって、「わー!」とか「ギャー!!」とかいった声がちらほら聞こえてきます。
おぉ、そんな叫ぶほどリアルなのか…、と期待と若干不安にもなりつつ、ボードを見てアクティビティをチェック。4400円で4つのアクティビティが体験できます。
初めに選んだのが「ハネチャリ」。羽のついた自転車で、崖や洞窟を抜けながらゴールとなるお城を目指して飛ぶというものです。要領は自転車と同じだし、空を飛んでる感じは気持ちよさそう!看板には堕ちるとか書いてありますが。
出典: https://vrzone-pic.com/shinjuku/activity/hanechari.html
列に並び説明を受けた後、実際にゴーグルをつけて驚いたのが、後ろを振り返るとハネチャリの機体(翼?)が見えたこと。
前の景色を映しているだけだと、普通ゴーグルごと振り返っても前の景色のままじゃないですか?
別世界が360度、空間として見えるというのは映画館などにはないので、新鮮だし、やっぱり臨場感が増します。
自分の手も見えるし(スタッフさんが呼びかけるときに区別がつくように手に色がついており、私は緑色でした)、横を見ると同じ列でハネチャリに乗っている人が見えます。
さらにヘッドホンをつけることで、風の音や機体の羽が軋む音なんかも聞こえてきます。これで装備は完了。
高い崖の上から自転車をこいで空に飛び出すところからゲームが始まります。ゴールのお城は正面遠くに見えています。はるか下に岩やら森やら川やらが見えており、こぎ出すときはちょっと緊張しましたが、思い切ってペダルをこぐと、「おおー、キレイ!!」
出典: https://vrzone-pic.com/shinjuku/activity/hanechari.html
しばし景色に見とれながらも落ちないように自転車をこぎ続けていると(自転車をこぐと上昇します)、天から「緑の方、少し降りて洞窟に入りましょうかー」という声が。
あ、そうか、これお城目指すやつやったわ、と目的を思い出し洞窟に入ります。
しかしこれがまずかった。洞窟に入った途端ハネチャリを岩にぶつけまくる私。幸いにもハネチャリの残機は無尽蔵で、大破してもホワイトアウトした後にそこから再スタートになるため、壊れたからといって即ゲームオーバーにはなりません。が、再スタートしたところでハンドルを切った瞬間、現れた別の岩にぶつかってまたホワイトアウト。次こそ!とその岩をよけると今度は下を流れる川に落ちてしまい、川から突き出ていた岩にぶつかりまたまたホワイトアウト…。と、岩にぶつけ続けている間に時間切れに。
結局、岩から落ちることはなかったものの、途中からは岩と水しか見られずに終わってしまいました。
「いやこれ、めっちゃ難しいわー」と思っていると、同じ列で乗っていた2人はゴールできているではありませんか。「あれ…?」どうも私はゲームが下手なようです。
出典:左上 https://vrzone-pic.com/shinjuku/activity/koshokyohushow.html
左下 https://vrzone-pic.com/shinjuku/activity/skirodeo.html 右 https://vrzone-pic.com/shinjuku/activity/rapidriver.html
他にはこんなアクティビティを体験してきました。
・地上200mの板渡り(猫を助ける設定でした)
→意外とすんなり行けました。猫がCGっぽかったのでリアルに感じられなかったのかもしれません…。
板が途中で割れたときは少しドキッとしましたが。
・急流下り(急流というかほぼ滝)
→あちこちぶつかるのですが楽しいです。同乗者と会話ができるので2人以上で行くのがおすすめ。
・時速100キロで山を滑るスキー
→ここでもゲーム能力の低さがいかんなく発揮されました。でも高速で滑るのは気持ちよかった!
私の体験したものはアウトドア系が多いですが、マリオやゴジラ、エヴァンゲリオンなどのVRもありました。
マリオカートのVRは体験してみたかったのですが、さすがの人気ぶりでずっと1時間待ちで列が絶えない状況でした。
出典:https://vrzone-pic.com/shinjuku/activity.html
今回VRを体験してみて思ったのは、「人間の想像力がVRをリアルにする」のかなと。
正直なところ、VRはリアルにまだ追いついていない感じがします。もちろん普通の映画やゲームよりはかなり臨場感がありましたが。私自身も、ハネチャリで岩にぶつかるときに思わず首をすくめたり、スキーでゴーグルをつけて一面の雪景色を見た瞬間に周囲の気温が下がった気がしたりしたので。
ただ、「VRを楽しんでやろう」「すごい体験ができる!」といった期待値や、「実際に空飛ぶんだ」「ここは200m上空なんだ」と思ってはじめて、VRの別世界が目の前に広がってくれるのだろうなと思ったのでした。
まだ行っていない方、VRは「全力で」楽しみましょう!
(竹本)